さ、さて…書くか。
データロストしたがまだいける!!
何だ?あの化け物は?
平然とこの山にいる天狗、鬼、妖怪、全てが食いちぎられた。
化け物だ…
鬼の腕力でそいつを殴るが硬すぎて鬼の拳が砕けてしまい
その痛みと同時に鬼の首が弾け飛ぶ…
そして血の雨が降った…
「何だい…?この化け物は…!!」
鬼の四天王と言われる鬼、伊吹萃香は思う…
究極の獣…そいつがついに日本に来た…
そう噂が流れたから…
私達、鬼の四天王はその獣を探すことにした。
私はまず、そいつの様子を見に行こうとした…だが、見れない。
何故だ?何故見れない?何度も試したが見えなかった。
だから、私は都に脅迫し、究極の獣を探させた。
だが…あれは何だ?
同族の鬼達がどんどん奴に立ち向かって殺される。
一瞬だ…
もしかして…究極の獣?
こいつが?勝てるわけがない。
そう思った時、その化け物が私の前に立った。
「ようやく見つけた…」
灰は見つけた、この山で一番妖力が高い鬼を…
「さて、鬼よ…覚悟はできたか?」
灰は怒り、天照をも簡単に震えさせた目で睨む。
そしたら鬼は一瞬、動けなくなったが…
「はあっ!!」
気合でそれを無くした。
「……戦う前に聞いておこう?何故、お前は人間を脅し、俺を探させた?」
灰は質問を首謀者の鬼に聞く。
「………あんたが、究極の獣?」
だが、鬼は灰に質問する。
「そうだとしたら?」
灰は睨んでいた。
「…………ふふふふふふふふ…」
「何を笑っている?」
灰は質問すると…
「あははははははははは!!まさか、まさか…」
鬼は笑っている、圧倒的な恐怖を知っていて笑っている。
「恐怖しか感じない…究極の獣。正直言って勝てる気がしないよ…
だけど、鬼には退くって文字がないのさ…」
そう鬼は言う。
その時…
「灰…速すぎよ…少しは待ってくれないのかしら?」
ルーミアが来る。
「…ルーミア、下がってろ。」
灰が即座に言うと…
「……ああ、そういう事ね。解ったわ。」
納得した表情でそう言い、ルーミアは下がる。
「一応、鬼よ。お前の名前を聞いておこう。」
「伊吹………伊吹萃香だよ。」
鬼、伊吹萃香が言う。
「そうか、一応こちらも名乗ろう…紅魔灰。
じゃあ萃香よ……お前の身に教えてやろう。」
「脅すという事を…使ったことを!!」
灰はそう言い、灰は萃香の目の前に一瞬で現れ、その首を刎ねるような速さで攻撃した。
だが…消えた。
「………」
灰は少し驚いたが直ぐに冷静になっていた。
「生憎と…戦う始めには死にたくないね!!」
萃香はそう言い、灰に攻撃した。
だが、灰の硬さは異常だと言える硬さをも超える異常。
簡単に言えば、ドラクエで出てくるメタルキング、プラチナキング…
それらの防御力はDQでの主人公達の攻撃をしても
異常に硬く、1~5など全然ダメージを与えられない(普通の攻撃)。
例えばだ…萃香の攻撃力がDQのメタルキングに3~7のダメージが与えられる。
そう例える。
しかし、きゅうきょくキマイラである灰の防御力は
普通だったらメタルキングの10倍ぐらい。
それ故、ダメージを与えられない。
ちなみにルーミアとの戦いでは灰はそんな硬さではない。
そんな硬さだったらどうやって勝てというのだ?
死ぬぞ、そんなの相手にしたら死ぬぞ。
そんな硬さなので…
バギン…
萃香の腕が折れた。
「ッ!!な、何で!!」
萃香は理解できなかった。
どんなに強い奴でもダメージを与えられる事ができる。
どんなに固い奴をも己の拳で倒せると思った。
絶対に言える程、萃香は戦いをしていたのだから
だが、灰に攻撃をしたらあまりにも硬さに
腕が折れた…あまりにもショックだった…
「……以外と痛い攻撃だ。まあ、ルーミアほどではないがな。
だが、速さと技術はルーミアより上…か。」
灰は少しだけ驚き、直ぐに失望した。
「あ…ああ…」
それに対し、萃香は灰に恐怖しか見せなかった。
自分の自慢たる攻撃を軽々と受け、無傷である灰を見たのだから…
「……」
灰は萃香を見た。
そして…
「どうした?さっきの威勢とは大分違うな。」
そう言い、灰は萃香に近づいた。
「こ、来ないで……来ないでよぉ…」
萃香はまるで弱者のように後ろへ下がった。
「…………………帰るぞ、ルーミア。」
「あら?もう終わったのかしら?
それに灰、この山にいる妖怪、皆殺しって言ってたわよね?」
灰がそう言うのに対し、ルーミアは灰に聞く。
「こんな恐怖しきった奴…殺す気が失せた。
それに、まだ成長するかもしれないからな。」
「へぇ…面白い事を言うのね?灰は…」
「ん?そうか?じゃあ行くぞルーミア。」
「ええ…」
そう会話をしながら、ルーミアと灰は去った。
「た、助かった………?」
そう言ったとき、萃香は涙が零れてた。
そして灰の言った事を思い出した…
「こんな恐怖しきった奴、殺す気が失せた…」
そう言い、灰は去った…
その時の言葉、あまりにも私に相応しい言葉だった…
それに私はあまりにも愚かな事をした。
いつもいつも、戦いをしてたのに…
究極の獣…紅魔灰を探す為、人間に脅迫し、灰を探してた事を…
もっと、もっと強くなりたい、
もっと強くなって灰を見返してやる。
絶対に…
絶対に勝ってやる。
そう、心に誓った。
~帰り道~
「ねえ、灰。」
「ん?」
「思ったんだけど…なんで脅迫が大嫌いなの?」
ルーミアは灰に質問する。
「……ああ、昔、俺にはな幼馴染がいたんだよ……
毎日、俺をからかうような奴がな。毎回…毎回からかわれてな…
そいつとは色々な所を探検したり、色々な事について議論したり
毎日が楽しかった…だけどな、そいつが誘拐されたんだ…
そして更に、脅迫もしやがった…その後、俺が助けに行って
その誘拐犯を捕まえた。
それ以降、俺は脅迫とか大嫌いになった…」
ああ、あいつ、今頃何してんだろうな…
あの嘘みたいな事を言って、俺をからかうあいつ…
金髪で美人で多くのファンを持ってる癖に人をからかいまくる…
そのうえ、からかいはファンにとって至高だとか…
他にもあいつは何か不思議な現象や伝説について熱心だったな…
妖怪や神様はいるの!!だとか…
ああ、全然記憶にないがあいつだけは覚えてる。
出会えるなら出会いたい
そう思ったが会えるはずがない…
俺は何処かわからない世界にいるが、まあ、楽しく生きるとするか。
そう思ってたら…
「そう…ああ、灰。」
「ん?何だ?」
「私、あなたの事が…………」
ルーミアは頬を赤くしながら言おうとする…
「俺の事が何だ?」
「す…」
「す?何だ?餃子の酢の量がこの前少なかったから多くしろ?」
だが、灰の一言でルーミアに怒りのスイッチが入った。
「………灰の馬鹿!!」
ルーミアは怒った。
「え?あ、何?俺が何した?
つか、餃子の酢じゃなかったら何だよ!?」
「どうしてあなたの事が…って言ってるのに
何が餃子の酢の量が少なかったから多くしろとか考えるのよ!!
あなた、馬鹿にも程があるわ!!」
ルーミアは灰を愚かだと言い、都へ向かって歩く。
「お、おい!!馬鹿とか言うなよ!!」
そう言いながら二人は都へ行った。
……予想してたのとかなり違う…
本当はルーミアが灰に告白をするのに…
ま、良いか。
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