日本放浪編です…
放浪しすぎだろ…
しかも、まだ原作にいくまで
かなりの時間が必要だ…
「さて、日本に着いた!!」
灰は言う。
灰とルーミアは日本に着いていた。
「ふぅん、ここが日本…ねぇ?それにしては賑やかね。」
ルーミアは少し、興味を持って言う。
「ん?そりゃそうだろ。ここが衣玖さんが言ってた都だし。」
そう、灰達は今の日本の都にいたのだ。
「…ふ~む、そういやあれから何年経ったんだ?少なくとも900年は経っているな…」
灰がそんな事を言ってると…
「あ、あの!!」
「ん?」
灰は声は聞こえたので、後ろを振り向くと…
そこには黒髪、黒目の女の子がいた。
「何だ?用でもあるのか?」
灰は聞くと…
「す、すみません…陰陽師の方ですよね?」
「はぁ?何故そう思ったんだ?」
女の子が灰が陰陽師かどうかを聞く。
それに対し、灰は驚き、理由を聞く。
「だ、だって………人は陰陽師だって…お父さんが言ってたんだもん…」
そう少女はオヨオヨしている。
「(おい、どうするルーミア…何とかして断ってくれよ。)」
「(いいえ、無理に断るべきではないわ。)」
そう、心で会話していた。
キマイラがテレパシーをしているからだ。
できる理由?きゅうきょくキマイラ補正で。
「?どうしたんですか?」
「あ、ああ…悪いな?俺達が陰陽師だって?」
「え、あ、は、はい!!」
「悪いがな…俺達、陰陽師じゃないんだ。」
「え!?」
「俺達、海を渡って来たんだ。…な?」
そう言ってルーミアに目を向ける。
「ええ、そうよ。私達は海を渡ってきたのよ。」
ルーミアは灰に合わせ、そんな事を言うと…
「す、凄いです!!海から来たなんて!!あ、あの!!
私の家へ来ませんか?」
そう、女の子は灰とルーミアに興味を持った目で言う。
「泊まる…か」
灰は悩んでいるが…
「(どうする灰?私達、今、お金の方はこの国のじゃないわよ?)」
「(…む、確かに…」
灰とルーミアはテレパシーで会話し…
「別に良いぜ、俺の名は紅魔灰、金髪の女はルーミアだ。
ところで、あんたの名前、教えてくれないか?」
灰は結局、女の子の誘いを断らなかった。
「あ…はい…私の名は…」
「藤原妹紅です。」
そう言い、灰達は妹紅の家へ行った。
「うお~広いな~」
「凄いわね、妹紅って貴族なのかしら?」
灰とルーミアは感嘆の表情で言う。
「いえ、私はどちらかというと…隠し子です。」
妹紅は言う。
「ふ~ん…隠し子ねぇ…」
灰はそんな事を言ってると…
「あら、お帰りなさい妹紅様。そちらの方は?」
従者らしき者が妹紅たちに近づく。
「ただいま、そちらの方は海から来た異邦人です。」
妹紅は灰達と異邦人だと説明をする。
「そうなんですか。それは失礼しました。」
従者は驚き、言う。
「別に良いよ、あ、どうぞご入りください。」
妹紅は灰に言う。
「わ、解った。」
「…へえ!!海を越えた先には色々な大陸があるんですね!!」
ヤバイ、妹紅が輝いて言う。。
俺が見るには輝きすぎて見るのがつらい。
「ま、まあな…」
「ええ、そこには不思議なところや物がいっぱいよ。」
灰はちょっとそっぽを向いて言い、ルーミアが笑顔で言う。
おい、お前は何で簡単に話せる、教えてくれよ。
そう思ってたら…
「あ、あの…」
「ん?」
「最近、この都に…鬼が来るんです。」
妹紅は少し、不安の表情で言う。
「ほう、鬼か。」
鬼…こんな近くにいるのか?
灰はそう思ってた。
「それで…鬼がとある事を要求するんです。」
「要求?」
灰は妹紅の言う言葉に疑問を感じ、言う。
「『いずれ究極たる獣が現れる、その獣を探せ、さもなくばこの都を潰す。』」
「!!」
妹紅が言ったとき灰は驚いたような顔をする。
「究極たる獣…天皇も父様も探しているんですよ…
それらの噂、伝承などにより、何処にいるのか探してるんです…
じゃないと、都が大変になってしまうんです。」
「……それで、その究極たる獣は見つかってるの?」
妹紅が言うと、ルーミアは質問する。
「いえ…何処の大陸を探しても見つからず…
むしろ、その獣自体の情報がないんですよ。
一体、どんな姿でどのような力を持つのか…
だから、海を越えたその先にある大陸に行った方なら
そのような噂を知ってると思ったので…」
「…その事を言った鬼は?」
灰は目で妹紅を見ているがその目には皆殺しを決意した目だ。
「は、はい…北のほうの山に住んでいる鬼です。
だけどそこには…鬼の四天王と言う、強大な力を持つ鬼がいるんです。」
妹紅がそう言うと…
「そうか、ありがとう。ルーミア、行くぞ。ありがとな妹紅。
俺はしばらくここにいるからな。」
灰は礼を言う。
「…ええ、解ったわ。」
「あ、いえ…」
「あ、そうそう…一つだけ言っておく。」
灰は妹紅に言う。
「はい…?」
「この情報は今すぐ消せ。じゃないとその獣がこの都を滅ぼすぞ。」
灰は言った…妹紅に対して、そして妹紅は解った。
これは脅しではないと…本当にその情報を残したら滅ぶと…
「は、はい…父様に言います。」
灰はそれを聞いて笑顔で言った。
「じゃあ、また会おうな。」
「究極の獣…それってあなたの事?」
ルーミアが灰に質問する。
「…勘が良いな。」
「昔からよ。それで…どうするの?」
「ああ…北の山を…今から…」
灰は少し笑い…
狂気を含み言う。
「鬼、妖怪、その山に住んでいる奴ら、全員を滅ぼす。
そして教えてやる、究極たる獣がどれだけ危険かを」
その目は完全に怒っていた。
灰を求め、戦おうとする鬼、その山にいる全ての存在を…滅ぼす目だった。
怒った理由は簡単、
人間を脅し、使ってまで灰を探すな。
灰は一番、そういう方法で己を探す存在が大嫌いなのだ。
ルーミアは驚いた目をしてたが…
「そう…じゃあ、私も着いていくわ。」
そう言い、灰達は鬼達がいる北の山へ向かった。
そして、灰は山へ着いたら…
「グギガアアアアアアアアアア!!」
灰は叫んだ。
その時、全ての平行世界が狂い始めた。
…あれ?タイトル詐欺に見えるぞ。
絶対に日本放浪編 鬼終了のお知らせ編だろ…
出て欲しいキャラいるならどうぞ書き込みを…募集中です。
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