ルーミアの過去話だよ!!
え?灰とルーミアとの戦い後は?
それは次回で…
ある日、私、ルーミアという闇がこの世界に生まれた。
生まれた時から、私は独りだった。
何もかも、家族という者を知らず、只、生きる為に存在してた。
だから、妖怪や人間など私にとってはどうでも良かった。
私は独り、誰にも服従せず、己を自由にするだけ。
それだけの生活をしていたが
ある日、自分より小さい人間の子供が来た。
その子供を見た時、最初は餌だと思い近づいたら…
「お姉さん、どうして悲しい顔をしてるの?」
っと子供が言ったのだ。
「何?」
私は聞く…
何故私が悲しい顔をしている?
何が?どうして?私はいつも独り、そんな事を気にしなかったのに…
子供は疑問を持って言ったのだ。
「だってお姉さん、毎日悲しい顔をしてるんだもん。」
その子供はそう言った。
「フフ…私が?そんなわけ無いでしょ?私が悲しい顔なんてするわけないじゃない。
私は自由に暮らしているのよ?それが何故悲しい顔をしなきゃいけないのよ?」
そう、私は自由だ、何もかも、したい事をするし、何もかも独りで楽しんでいる。
だが、少し…孤独を感じていた、嫌だ、多くの友達が欲しい
そんな事を思っていたのだ…
まあ、当時の私は気づいていなかったが…
「それでもさ、何か僕と同じに感じるの。」
その子供は孤児だった。
その所為で、いじめられていた。それで毎日、子供は独りだった。
孤児院に住んでるため、親も祖父母も血縁もいない。
只、独りだった。
そう子供は言った。
「ふぅん…」
私は思った。この人間の子は私と同じ存在だと…
だから…興味を持った。
「面白い子供ね。良いわ、私の名はルーミア、妖怪…ね。」
私がそう言うと子供は驚き…
「よ、よ、よ、妖怪!?お姉さん、妖怪だったの!?」
そんな事を言う。
ああ、やっぱり驚いた。
「あら?自己紹介だけよ?何でそんなに驚いてるの?」
私は聞く。
「い、いや…凄く綺麗だから人間だと思って…」
子供は照れて言う…
「へぇ…人間に…ね。」
それから私とその子供は仲良くなった。
毎日、釣りや追いかけっこ、山登り、探検。
色々な遊びを数多くした。
そして18年の月日が経った。
その子供は大きくなり、多くの友、そして夫婦を作った。
「…でさ、今日も~がさ!!」
その子供は喜びながら言う。
「あら、それは面白いわね。」
私は笑顔で言う。
「全部、ルーミアのおかげだよ!!ありがとう!!」
その子供はとても感謝をするような顔で私に言う。
「そんなに言う必要はないわ、只、私はあなたに興味を持っただけよ。」
そう、只…興味を持っただけ…只、独りの存在が何をするか興味を持っただけ…
「それでも俺を変えたのはルーミアだよ!!本当に感謝している。」
その子供は言う。
「……そう。」
そんなやり取りをその子供としてた。
だが、ある日…
その子供はここに来なかった。
毎日来てるはずなのに、何故?
ルーミアはそう思い、その子供が住んでいる町へ行った。
その街にはその子供の首が晒されてた。
その子供の妻の首も曝されてた。
それを見てた町の住人は…
「魔物(妖怪)と一緒に遊んでたみたいわよ、気持ち悪い…」
「神様がこいつを殺してくれた!!魔物と手を結ぶこいつを!!」
「やっぱり、孤児は最低ねぇ…その孤児が住んでた所燃やしたほうが良いんじゃない。」
「神の裁き…やはろ素晴らしい!!神に刃向かう輩を殺したのだから!!」
などと言った会話が聞こえる。
また、殺したのはその町、いや、国が信仰してる神様だった。
話によれば、その子供は神を信仰していなかった。
理由は簡単、何年経っても神は彼の両親を探さなかったからだ。
神は怒り、私を殺せと言ったらしいが…彼は断った。
その所為で、彼は神に妻と一緒に殺されて…町に曝されたのだ。
普通だったら私の責任だとか言い、人間と関わりを捨てるはずだが
私の心は…違った。
何故殺した。
只、私は人間と仲良くなっただけ、それだけ、たったそれだけ…
なのに、何故そこまで…そこまでやる。
人間と妖怪が仲良くなることがいけないのか?
何故そこまで妖怪と人間が戦わなくてはならない?
人間も人間だ、ふざけるな…
異質を排除しようと殺し、それを神が許してくれると思う。
そして、殺した奴を笑い、神の裁きだと言う。
ふざけるな…
たとえ、神が許していようと…
「この私が ゆ る さ な い ! !」
そう言い、この町の住人を殺しつくした。
その後、…全ての神と神を信仰する国を殺すことを決意し、私は幾多の神を信仰する国を滅ぼした。
また、神殺しも行った。
神は全員、命乞いをするが殺した、多くの神も数で襲ったが弱すぎて皆殺しにした。
そんな日々を続けてきたとき、とある者を見つけた。
その存在は最初、人間かと思ったが
違った、化け物だ。妖怪でも神でもなく、人間じゃない化け物だ。
だが…勝たなくてはならない、私は、全ての神に復讐を…しなければならないから。
そしてその者の背後を取ろうとしたが…
一瞬で私の後ろに現れ、私の意識が薄れようとしていく…
ああ、私は…死ぬのか…そう思い、意識を失った。
ぽぽぽぽ~ん…
え?PV100000?早すぐる…しかもユニーク10000…
どうも、ありがとうございます。
さてさて、100000記念に何かやりたいのですが
見てみたいものがあるなら、どうぞ、書き込んでください。
では…
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