あれ?おかしいな…普通に書いてるだけなのに
PVがもうちょっとで80000、ユニークが8000…
え?
「幽香、お前はどうする?」
灰は言う。
「なぁにぃ?灰?」
その事を聞き取れなかった幽香が聞く。
「あれからかなり経ったからお前、一人旅が良いんだろ?」
「……ええ。」
鬼ヶ島から100年ぐらいの月日が経った。
幽香は身長が大きくなり、胸もまた大きくなっている…うわ!!何をする!!やめてくれぇ!!
「……今、思ったが見た目は15才ぐらいなのに…100年経ってるだけなのに…」
そう言った瞬間、幽香は灰の顔面を蹴った。
「うお!!危な!!」
灰は言いながら幽香の攻撃を避ける。
「あら、もう倒せると思ったのに」
幽香は何か企んだような顔をしていたが当たらないので舌打ちをしていた。
「今のお前じゃ無理だ、諦めろ。」
灰はそれに対し、答える。
「…灰、あなた本当に何者?妖怪じゃないし、かと言って人間でもない。」
幽香は灰に聞く。
「俺?そうだなぁ…お前の予想通りで!」
灰がそう言うと幽香が灰の水月を殴ってきたがすぐに灰は避ける。
「随分と適当ね。私はまともに聞いてるのに。」
幽香は少し、怒っているのか殺気を出して言う。
「う、うう…昔のお前はこんなに暴力的じゃなかったのに…」
灰は涙(笑)を流して言う。
「何よ!?そ、そ、そういう風にさせたのあなたじゃない!!」
幽香は頬を染め、照れながら言う。
「ひどい!!ひどすぎるだろ!!」
そんなやり取りしながら…数分後…
「さて、そろそろ時間だ。じゃあ、俺は行くぜ。」
「ええ、私も行くわ。」
そろそろ、旅の時間のようだ。
「あ、その前に俺は…言いたい事が…」
「あ、私もよ。」
「「………………」」
二人は沈黙する。
「…んじゃ、一斉に言うか。」
「そう、ね…」
そう二人は言い…
「「また会う日まで生き残れ(りなさい)!!」」
そう言い、二人は別々の道へ行った。
~幽香サイド~
灰は私にとって初めての友達だった。
最初は命の恩人である灰の圧倒的な強さを持ちたくて灰と一緒に旅をしたが
極僅かの時間、そう、私達妖怪にとっての短い100年の月日が毎日楽しかった。
だけど、灰は私が強くなったら一人旅をすると言ったのだ。
理由は灰には灰の道があり、私には私の道がある。
だから、私自身に目的を見つけろっと言われた。
最初は反対した、まだ一緒にいたい、只、それだけだった。
だけど、私には今、目的がある。
多くの花を、この目でいっぱい見るという目的が。
だから、私は灰とは別々の道へ行く。
私自身の旅をする。
だから……私自身の旅が終わったら…
いや、そんな事は良い…今の私の旅は
今、始まったのだから。
その頃灰は…
「さてさて、今日の野宿は何処にしようかな~」
金銭がないから野宿しかない。野宿しかな!!
そう思うと涙が出てきた。
だが、町が見えた。
「あった!!街があった!!これで働きながら飯が食える!!」
そう思いながら言い、町に入った。
入ったのは良いが皆、諦めてるような目をした人間達だった。
「え?何これ?町なのに何でこんなに人が元気じゃないの?」
灰は驚く。
あまりにもおかし過ぎるのだ、こんな状態の町は…
そんな時…
「ん?あんた、旅人かね?」
お婆さんが灰に話しかけたのであった。
「あ、ああ。そうだけどさ、お婆さん、何で町の人は元気がないんだ?」
灰はお婆さんに聞く。
「ああ、それはね…夜になると現れるんだよ、闇の女王がね。」
お婆さんは深刻そうな顔で言う。
「闇の女王?何だそりゃ?」
灰はお婆さんに聞く。
「闇を操り、幾多なる国と神様を滅ぼした魔物だよ。しかもその姿は女性だから闇の女王さ。」
お婆さんは灰の質問に答える。
「ふ~ん……それでさ、退治しようとした人はいないのか?」
「そりゃ、退治しようとした人はいっぱいだよ。だけどね…」
「だけど?」
「帰ってきた人は誰もいないんだよ。」
「………」
灰はお婆さんの言う事に驚いたが…
それ以上にその闇の女王に興味を持った、
その理由は簡単だ。
どんな奴だろう?美しいのか?それとも可愛いのか?
もしくは強い存在なのか?
「それで最近、闇の女王がこの町に来始めてね。
毎晩、美味しい血肉を持った人間を渡せというのよ。」
お婆さんはため息をし、言う。
「それでいなかったら全員殺したりして…」
灰はそんな事を言うと…
「おぬしの言ったとおりじゃよ。いなかったら全員、闇の女王に殺される。
だから皆、血眼になって探すけど誰もいない、だから皆、諦めてるような表情さ。」
お婆さんは言う。
「その闇の女王は何処にいるんだ?」
灰は聞く。
「闇の女王の場所?聞いたことあるけど確か東の森に…」
そう、お婆さんが言うと…
「ふ~ん…ありがとな婆さん。この話のお礼にとある事をしといてやるよ。」
灰は笑いながら言う。
「とある事?」
そうお婆さんが言い返した時、既に灰の姿は何処にもなかった。
ふ~ん、闇の女王…ねぇ。
一体、どんな姿をしてるんだろう?
「ふわぁ~あ…晩御飯食べるの忘れた~腹減った~」
そんな事を喚いていると…
剣が投げられた。
「うおわ!!」
灰はそう言い、避けた。
「あらあら?折角、殺してあげようと思ったのに…どうして避けちゃうのかしら?」
声の方向に灰が向くと、金髪で、美しい女性が現れた。
…さて、この金髪さんは誰でしょう?
解る人なら解るかも。
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