鬼ヶ島
それは有名な桃太郎さんが鬼をボコし、勝手に金を奪っていった系のおとぎ話である。
なんてのは嘘、桃太郎が猿、鳥、犬を引き連れ、鬼退治をしに向かった場所が
鬼ヶ島であり、そこで鬼達を退治し、いっぱいの金を持ち帰って
人々を助けた話である。
その…鬼ヶ島に
「…来ちゃったぜ♪」
「何やってるのよ…?」
灰は言い、それをつっこむ幽香。
「知らん、何か謙虚な人が鬼ヶ島はレベリングしやすい場所とか言ってたからさ。」
「そのレベリングって単語は知らないけどあまりにも強い所を連れてこないでよ!!」
適当に言う灰に文句を言う幽香。
「良いじゃん、俺は準備体操したくて来ただけだからな。」
「え?」
「ちょうど良い準備体操の場所がなかったからここに来た。」
「………」
幽香は沈黙した。
「え?何?何で黙るの?」
「灰、あなた化け物よ…」
「ひ、ひどい!!」
そんな事をしながらやり取りしてると
「貴様ら!!この場所が何処か…グオ!!」
鬼が何か言いそうだったが気にすることなく灰は殴る。
その鬼は壁をぶち破りながら飛んでいった。
そして、数秒後に灰の後ろから飛んで戻ってきてぶつかった。
「ん?何だこりゃ?」
灰はぶっ飛ばした鬼を見る。
「あなたがぶん殴った鬼よ。」
「あらあら、手加減はかなりしたつもりだが」
灰はため息をして言う。
「あれで手加減?ふざけてるの?」
幽香は怒って言う。
「ふざけてない。むしろマトモだ。」
今度は鬼の大群がやってきた。
「貴様ら!!何ゆえここへ来た!!」
「名前を名乗れ!!」
「帰って良いですか?嫌な予感しかしないので^^;」
最後の鬼が言った瞬間、その鬼は集団リンチをされた。
その後、
「貴様ら!!何ゆえここへ来た!!」
「名前を名乗れ!!」
再び、やり直して言う。
「……またやんなくても良いと思うんだが…」
灰がつっこむと…
「黙れ!!」
「この化け物が!!」
そんな事を言われ…
「……俺ってこんなに化け物?」
灰は鬼の言葉を聴いて幽香に質問する。
「ええ、化け物よ、化け物すぎて怖いわね。」
そんな非情な言葉を幽香に言われ…
「畜生、お前ら馬鹿だ…」
灰はそう言い、目の前の鬼達を片っ端から殴った。
数分後…
「やべ、準備体操にはなったがやりすぎた…」
「な、何が準備体操よ!!私なんかもうヘトヘトよ!!」
今、鬼ヶ島には灰と幽香しか意識を持つものはいない
他の鬼達は気絶をしていたからだ。
「はぁ…これ以上やる事ないな…」
「…もう、疲れた…やす…ませて。」
「はいはい…」
そんな事を言いながら鬼ヶ島を出た。
後に、鬼ヶ島から出た鬼は灰の事を…日本(大和)にいる鬼に伝えたという。
その中に、笑っていた鬼が4人いたと言う。灰と戦いという感情を持ち、来ることを待っていた。
また、鬼神もその事を知り、日本(大和)に灰が来ることを楽しみにしてた。
さて、鬼ヶ島についてですが場所は
瀬戸内海に浮かぶ女木島ですがまだ日本ではないと思います。
地理や歴史は詳しくないですが違っていたら申し訳ありません。
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