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ゆうかりん、可愛いよゆうかりん。

放浪編
ゆうかりん
「………ここは?」

少女は起き上がる。

あれ?私、確か……

「よお、起きたか、体の調子はどうだ?」

私の目の前にはあの時の妖獣を殺した者が言いながらこっちへ来た。

「……!!」

私は怯えていた。

「何怯えてんだ?」

その者が言う。

「お、お、お、怯えてなんかいないわ!!あなたなんかに!!」

私は震えながら言う。

「ふむ、元気があるな、あれじゃあ死ぬかと思ったが永琳に教わった治療方法
 全部覚えてよかった…永琳に感謝、感謝。」

そんな事を言いながら…

「ああ、自己紹介はしとくぜ。俺は紅魔灰って言う、お前さんは何て名だ?」

「………名前なんか…」

「ん?」

「名前なんか…ない。」

そう、私には名前がないのだ。

家族は皆、私を恐れるし、仮に名前があっても覚えてない。

灰は驚いたが…

「名前がない、か。じゃあ、俺が名前をつけるぜ。」

灰はそんな提案をした。

「え?」

私は驚いた。

「そうだなぁ………」

灰は考えている…

数分経った頃、灰が言う。

「風見……風見幽香…だ。」

「風見…幽香?」

私は疑問を言う。

それが…名前?

「そうだ、風のように多くの何かを見つける…それが名字の意味だな。
 後は…まあ、別に細かいことは気にしてないのだが、誇りがあるような名前だな。」

そう、灰は言ってるが

「(名字は本当なんだけど、幽香のほうは適当に思いついたとか言えない…)」

そんなのを思っていた。

「………うん、それで良いわ。」

風見幽香…風見幽香が私の名前…

「そうか…それじゃあ、幽香、お前はどうするんだ?」

灰は聞く。

「え?」

「俺はお前を治療したから旅の続きをしないといけないし…」

「旅…してるの?」

私は聞く。

「まあ、な。」

灰は言う。

「お花さん、いっぱい?」

私はもう一度聞く。

「……花は詳しくないが旅をすればあるんじゃないのか?」

灰はそんな事を言う。

「ついてきちゃ…駄目?」

私はそう、灰に聞く。

「……(やばい、上目遣いでこっちを見てやがる…)」

灰は困った。こんな事されたのはないがそれに近いことはされた。

「やっぱり……駄目?」

子供の純粋さに灰は負けた。

「はぁ…足手まといにならないなら別に良いぞ。」

灰は諦めたのか条件をつけて言う。

「やったー!!」

こうしてこの二人は旅をすることになった。


短い気がするが

何、気にすることはない。


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