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放浪編の始まりです。

まあ、チートが放浪なんてするもんじゃないと思いますけどね!!
放浪編
拾った花。
……とある場所、そこにて小さき緑髪の妖怪の子供がいた。



その者は才能、力が非常に優れているせいか

家族に嫌われ、友達ができなかった。

少女は仕方ないと思った。

自分は強い、強い存在だからこそ嫌われる。

そう思い、自ら他の妖怪と関わることはしなかった。

また、自分の趣味の花を世話することができれば良い

花と一緒に暮らしたい。

そんな事を思い、暮らしていた。























とある日、その少女は襲われた。

人間に…

その人間を少女は残虐に殺し、首だけを残して放っておいた。

その翌日、人間達に襲われた。

以前、殺した人間は偉い人間だった。

それ故、仇を取るため、襲ったのだろう。

少女は力と才能はあった、だが人間というのは数の暴力で戦う。

卑怯といえば卑怯だがそれはあくまで妖怪にとって。

人間にとっては卑怯ではない。

その為、少女は必死に足掻く、人間の数の暴力に…負けたくない、死にたくない。

そんな事を呟きながら…






















その日の夜、人間達は全員、血だらけでぼろぼろの姿で死んでいた。

一方、少女は自らの血が垂れ、肉が裂け、生きているようで生きていない

そう呼ぶに相応しい状態だった。

それでも…

「死にたくない…死にたくない…!!」

「私は…お花さんと…一緒に…」

そんな時、誰かの足音が聞こえた。

ガスン、ガスン、っと。

いや、彼女にはそういう風に聞こえたのであろう。

本当はコツコツっと只、歩いてただけだ。

少女は自らの視界で誰が来るのかと思った。

人間であるなら、もう駄目だ。

だからといって妖怪、妖獣も駄目だ。今の私の状態を見たら私を殺し、血肉とするのだから。

そう思っていた。

頼む、人間じゃないでほしい、妖怪じゃないでほしい。



「グルルルルルルルル…」

その獣は妖獣だった。

最悪だ。

しかもその妖獣は腹を空かしている。

今の私を襲うのだろう。

私は殺されるのだろう。

だんだん意識が薄れていくなか、諦めていたら…

妖獣の体が片手と片足だけを残し消えた。

少女は見た。

赤く、禍々しく、そして、恐怖の象徴に近い者を。

それを見た後、彼女は完全に意識が薄れた。






















おいおい、どういう事だ?

そう、少女を救った者は全身が赤く、禍々しい尻尾と吸血鬼のような翼、

そして可愛らしいひよこをつけた頭の者である灰だ。

「この子供…凄い怪我だな。どうしよう?拾うか?拾って、傷口を治す薬を調合すれば…」

灰は助けようかな?っと思った。

だけど灰は今、旅に出てる。妖怪を助けるなどの事はどうでも良かった。

むしろ、死んでも関係ない、そう思ってた。

だが、ご飯がないので探してたら妖獣がいたから只、喰らったら少女が近くにいたのだ。

「放っておいたら俺は最低な奴だな。」

そう言い、少女を拾った。
…………な、な、な、何を書いてるのでござる?

あ、感想のほうの返信にも書きましたが

きゅうきょくキマイラは機械のキマイラですが

獣じゃない状態は人間に近いので子供が作れると思ってください。

出て欲しいキャラはまだ続けますよ~

そろそろ灰の能力を決めるか…


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