「はぁ……」
依姫はため息をし、生物モニターを見ていた。
依姫「今日も…灰さんが見つからなかった。」
再びため息を吐く。
「あらあら、ため息をすると幸せが逃げてしまうわよ?」
そういう、依姫の姉、豊姫が言う。
依姫「お、お姉さま…」
豊姫「今日も…彼は見つからなかったのね?」
依姫「はい…それよりも師匠は?」
豊姫「今、彼の墓に行ってるわ。何千年も探していたから諦めてるわね。」
灰は勝手に死んだ扱いされているようだ。
灰が知ったらどんな表情をするのだろう。
依姫「…そう、ですか…ん?」
豊姫「あら、どうしたの?依…ひ…」
モニターで地上の映像を見るとそこには
まるで灰(きゅうきょくキマイラ時)が人間のような姿になったような者がいた。
依姫・豊姫「「………」」
依姫「お姉さま…」
豊姫「ええ、師匠の所に行きましょう。」
そう言い、二人は歩きだした。
「……さて、今日もしたから、帰りましょう。」
青と赤の服を着た女性、八意永琳が墓の前にいた。
ちなみに墓は灰のである。
「今日は輝夜の勉強を…」
「「師匠~」」
っと言いながら走っていく2人がいた。
永琳「あら、依姫に豊姫じゃない。」
豊姫「師匠!!灰さんらしき人が!!地上に!!」
永琳「え?う、嘘よね?か、灰が…生きているなんて…」
依姫「とにかく!!見に行きましょう!!」
永琳「え、ええ…」
そう言いながら3人は地上の生物を見るモニターへ行く。
永琳「え、え、嘘…?」
地上の生物を観察するモニターには灰が人間化したような姿の者がいた。
依姫「灰さん…ですかね?」
豊姫「それは…解りませんわ。」
…永琳は何か準備をし始めた。
豊姫「え?し、師匠…何を?」
永琳「何って地上に行く準備よ。」
依姫「な、何で…?や、止めてください!!今、地上に行ったら危険ですよ!!」
永琳「それでも私は行く…灰かどうかを確かめる為に!!」
っと言いながら永琳は既に地上に行く準備が整った。
依姫「だ、駄目です師匠!!灰さんが困ってしまいます!!」
依姫は永琳を止めようとした。
しかし、時既に遅し。
永琳は宇宙船に乗っていた。しかも即席の。
永琳「さあ!今こそ地上へ!!」
宇宙船を起動させ、永琳は地上へ向かった。
しかし、数分後。エンジンが失敗作だったため月に戻されたとさ。
番外編終了です。
次の章は何編にしますかね~?
正直考えていない。
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