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タイ・カンボジア国境紛争 両国外相が国際司法裁で口頭弁論

【タイ、カンボジア】タイとカンボジアの国境紛争をめぐり、30、31日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所で、両国の外相と法律顧問らによる口頭弁論が行われた。

 国際司法裁は1962年、両国の国境未画定地域にあるヒンドゥー寺院遺跡プレアビヒアをカンボジア領とする判決を下したが、周辺地域の領有権については判断を示さなかった。カンボジアはタイとの国境紛争を受け、今年4月、この判決の解釈を国際司法裁に要請し、判決が出るまでの暫定措置として、プレアビヒア周辺からのタイ軍の撤退と軍事行動の停止を命じるよう求めた。タイ外務省によると、国際司法裁は1―3週間以内に暫定措置に関する判断を下す見通しという。

 プレアビヒアは2008年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録され、以来、周辺地域でタイとカンボジアの武力衝突が頻発している。今年は2月と4月に両国軍が大砲、ロケット弾を撃ち合うなど本格的に交戦し、双方で兵士、住民ら30人近くが死亡、100人以上が負傷し、周辺地域の住民10万人以上が一時避難した。




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