千葉12区 衆議院議員 ちゅうご あつし 民主党

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[2011.06.02]

内閣不信任案

昨日、衆議院に内閣不信任案が提出されました。今日の午後1時から始まる衆議院本会議で採決が行われる予定です。 東日本大震災……

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内閣不信任案

[2011.06.02]

昨日、衆議院に内閣不信任案が提出されました。
今日の午後1時から始まる衆議院本会議で採決が行われる予定です。

東日本大震災発災以来、国民全員が一丸となってこの危機を乗り越えるというのが日本人全員の共通の認識なのは間違いないでしょう。

そして、この時期に内閣不信任案です。
私のところにも「この時期に何をやっているんだ!」というお叱りのご意見も多く寄せられています。

私はこの2ヵ月半以上、震災対応のために私なりに力を尽くしてきました。
しかし、この段階にあっても党執行部の対応は総力戦とは程遠い排除の理論であるように組織内部にいて実感としています。
挙国一致どころか挙党一致体制さえも作る努力が全く感じられません。
これは多くの民主党所属国会議員の共通認識でもあると思います。

そして、そもそもTPPの議論や財政再建手法、増税に対する考え方など、総選挙の際に私たちが否定してきた、小泉構造改革路線、新自由主義経済路線(弱肉強食型自由主義経済路線)と非常に似通った道、格差が拡大する道に進もうとしていることが、様々な局面から感じられます。
私がこの道を是とすることは魂を売ることと同じで、どうしても譲ることはできません。

震災発生から80日、一次補正予算が可決されたこのタイミングで軌道修正できなければ、5年後、10年後、その先も、未来の私は間違いなく今を振り返って後悔してもしきれない思いをすることでしょう。

また、報道では、不信任案が可決になれば解散総選挙になる可能性もあると言われていますが、今、この時期に一番必要とされる被災地の現場の声を届ける代表が国会にいなくなることは絶対に許されません。
まだまだ被災地で総選挙を行うことは不可能です。
この状況で解散総選挙を選択することがあるならば、その選択をする首相がこの危機的状況の日本のリーダーであることそのものが最大の危機的状況です。
まさに己のことのみしか考えていない、日本の将来なんて考えてもいない証明です。
そのために生じる政治空白を考えても、問答不要で交代してもらわなければなりません。

解散総選挙になることはないとは思いますが、私は己を捨ててでも日本の未来を賭けて闘いますし、そうしなければ未来は開けないと確信しています。

しかし、与党民主党所属の私が、野党から提出された内閣不信任案に賛成することは本来許されることではありません。
採決まであと数時間、最後まで党内の自浄作用でこの局面を乗り越えることができるよう努力しなければなりません。

今回の内閣不信任案に対する私の考えを書きましたが、今はとにかく最後まで党内での決着が図れるよう最善の努力をすることをお約束いたします。



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