2日昼前、新潟県中越地方で地震があり、新潟県十日町市で震度5強の揺れを観測しました。気象庁は、今後も余震に注意するよう呼びかけています。
2日午前11時33分ごろ、新潟県中越地方を震源とする地震があり、▽新潟県十日町市で震度5強の揺れを観測したほか▽新潟県津南町で震度4の揺れを観測しました。また、▽新潟県長岡市と上越市、南魚沼市、刈羽村、それに長野県栄村で震度3の揺れを観測しました。このほか、新潟県と東北南部、関東、それに長野県の各地で震度2や1の揺れを観測しました。この地震による津波はありません。気象庁の観測によりますと、震源の深さは6キロで、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定されています。また、この地震のおよそ3分後の午前11時36分ごろにも新潟県十日町市で震度3の揺れを観測し、余震とみられる体に感じる地震が続いています。ことし3月の巨大地震以降、東日本や東北などの各地では地震が相次ぎ、今回の震源に近い長野県北部や新潟県中越地方では、巨大地震の翌日の3月12日に長野県栄村で震度6強の揺れを観測するなど、強い揺れの地震が繰り返し起きていました。気象庁は、今後も余震の揺れや土砂災害などに注意するよう呼びかけています。東京電力によりますと、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所は7基の原子炉のうち1、5、6、7号機が運転中ですが、今のところ異常はなく、運転を継続しているということです。また、発電所の敷地周辺の放射線量を計測しているモニタリングポストの値にも変化はないということです。JR東日本によりますと、上越新幹線は平常どおり運行していて、この地震による影響は出ていないということです。日本道路交通情報センターによりますと、これまでのところ、地震による高速道路の通行止めなどの情報は入っていないということです。