7年前、東京・足立区のアパートに監禁されて殺害された女性の両親が「必要な捜査を行っていれば、娘の命は救えた」と訴えた裁判は、警視庁の責任を認めて1000万円の賠償を命じた判決が確定しました。
平成16年1月に東京・足立区のアパートで会社員の小出亜紀子さん(当時24歳)が以前、交際していた男らに監禁され殺害された事件を巡り、女性の両親は「何度も相談したのに警視庁は捜査を怠った」として東京都などに賠償を求める訴えを起こしました。1審は「必要な捜査を行っていれば、命を救えた可能性が高い」として合わせて2000万円の賠償を命じ、2審も1000万円の賠償を命じたため、都が上告していました。これについて、最高裁判所第3小法廷の田原睦夫裁判長は2日までに上告を退ける決定をし、都の敗訴が確定しました。この事件で、女性を殺害した罪に問われた男と女はいずれも懲役13年の刑が確定しています。敗訴が確定したことについて警視庁の前田守彦訟務課長は「最高裁の決定を厳粛に受け止め、国民の立場に立った適正な活動に努めて参りたい」というコメントを出しました。