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【プロ野球】ダル完封35イニング連続無失点 チームはパタイ4戦連続完封2011年6月2日 紙面から ◆日本ハム1−0阪神もう手がつけられない。日本ハムのダルビッシュが散発4安打、8奪三振の完封で自身初の「7戦7連勝」となる7勝目をマークした。プロ入り初の2試合連続、今季3度目のシャットアウトで連続無失点イニングは自己最長の35。東映時代の1954年に米川泰夫が記録した球団記録に57年ぶりに並んだ。 試合前、福良ヘッドコーチから序盤に力みすぎる傾向を指摘されたという。「福良さんにやたらと言われたんで、力を抜いて行こうと思った」。その言葉どおり、1、2回はわずか23球でスムーズに立ち上がった。 一気にギアを入れたのは、初めて走者を出した3回だ。「力を入れましたね。今日の中では一番」。林威助に遊撃内野安打を許すと、続く柴田の5球目には自身国内最速タイの156キロ。これが暴投となって1死三塁のピンチとなると、鬼気迫る表情で虎打線を飲み込んだ。柴田をカットボールで空振り三振に仕留めると、マートンの初球にも156キロ。最後は155キロの直球で再び三振を奪い、この日唯一の雄たけびを上げた。 25日の中日戦(ナゴヤドーム)に続いて長打すら許さず、結局103球でプロ初の無四球完封。これでチームはパ・リーグタイ、東急時代の1953年以来となる4試合連続完封勝利。3日のヤクルト戦(神宮)で中日が昨年マークしたプロ野球記録の5試合連続完封に挑むことになった。 今季のダルビッシュは開幕戦で7イニング7失点を喫したものの、その後は破竹の7連勝。外出の時にジュースを買う際にも成分表を気にするほどの“健康おたく”ぶりで、安定したパフォーマンスにつなげている。連勝や無失点記録については「勝ち星は巡り合わせ。(記録についても)気にしていないし、自分のピッチングをすることだけ」と素っ気なかったが、その快進撃が止まる気配は感じられない。 (臼杵秀之) PR情報
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