大相撲の名古屋場所(7月10日初日予定・愛知県体育館)の通常開催が2日に行われる日本相撲協会の理事会で決定する。1日、放駒理事長(元大関魁傑)ら協会首脳が文部科学省を訪問し、本場所開催へ高木義明文科相の理解を得た。
八百長問題の調査報告書や、協会の組織改革の工程表、技量審査場所をまとめた書類を提出した。高木文科相は「本場所を待ちに待った相撲ファンのためにも、本場所を目指して緊張感を持って、協会運営にあたっていただきたい」と本場所開催を容認する返答をし、理事長も「一定の評価をいただいた」と話した。
水面下で協会は正常開催へ準備を進めていた。入場券は6日に発売を開始する予定で、名古屋場所担当部長の友綱親方(元関脇魁輝)もそれに合わせて名古屋入りする。文科相の方針を伝え聞いた横綱白鵬は訪問先の埼玉県加須市で「今回の(技量審査)場所は勝敗だけが騒がれた。華やかさも戻ってくるので、うれしく思います」と喜んだ。協会は理事会後に記者会見を開く予定だ。
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