社民党は、菅内閣に対する不信任決議案への対応について、信任はしかねるものの、自民党や公明党が政権に復帰することは望ましくないとして、賛成はしない方針を確認し、採決を欠席するか反対するか、1日中に調整を図ることにしています。
社民党の常任幹事会で、福島党首は「菅内閣は信任には値しない。ただ、内閣不信任決議案が可決されれば、再び自民党と公明党が政権に復帰し、民主党の一部と組むかもしれないので、賛成することはできない」と述べました。また、又市副党首も「菅政権は本当にお粗末な状況が続いており、果たして信任に値する内閣かと思う。ただ、国民は政権奪還を目指す自民党の復権を求めておらず、賛成することはありえない」と述べました。そして対応を協議した結果、不信任決議案に賛成はしない方針を確認しました。このあと重野幹事長は、記者会見で「党内には、反対すべきだという意見と、反対すれば菅内閣の信任につながるとして欠席すべきだという意見があり、早急に一本化を図りたい」と述べ、採決を欠席するか反対するか、1日中に決める考えを示しました。