鳩山グループ、内閣不信任決議案は自主投票に

  • 2011年 06月02日 00時47分
  • 提供元:読売新聞
 民主党の鳩山前首相グループ(約40人)は1日夜、都内で開いた会合で、自民、公明両党などが提出した内閣不信任決議案への対応は「自主投票」とすることを決めた。
 菅首相の震災対応などに強い不満を持つ鳩山氏は1日、賛成を明言したが、大畠国土交通相、海江田経済産業相ら現職閣僚をはじめ、多くの議員は反対に回る見通しだ。民主党創設の立役者である鳩山氏だが、グループ内で孤立感を深めている。
 国会内の鳩山氏の事務所には1日、グループ会長の大畠国交相や同幹事長の中山義活経済産業政務官、海江田経産相、側近の平野博文元官房長官らが相次いで訪れた。こうしたグループ幹部は「賛成ではなく、せめて欠席にとどめるべきだ」などと鳩山氏を説得したが、鳩山氏はかたくなな姿勢をとっている。幹部の一人は記者団に、「鳩山氏は吹っ切れている」と涙をにじませながら悔しさを口にした。

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