恐竜博のパンフレット
世界初公開される待ち伏せするティラノサウルスの復元骨格
ラプトレックス(c)M. Hettwer, courtesy Project Exploration
中生代に生息した最強の恐竜ティラノサウルスや、最後の角竜トリケラトプスの全身復元骨格、近年発掘された新種の恐竜の化石、それらが大迫力のスクリーンで甦るコンピューター・グラフィックスと、いままで見たことがない恐竜の実態を紹介する「恐竜博2011」が今夏、東京・上野の国立科学博物館で開催されます。
本博の前売り券を7月1日(金)まで発売しています。同館監修のフィギュア付き前売り券も併せて発売中です。フィギュアは「ティラノサウルス」か「トリケラトプス」のどちらか1つがセットになっています。
会期は7月2日(土)からで、夏場をはさんで10月2日(日)までの開催で、夏休みの自由研究にぴったりです。
目玉は、中生代の北米大陸に生息した最強の恐竜と呼ばれるティラノサウルスと、同時期同地域で補食対象だったと考えられる最後の角竜トリケラトプスの10メートル近い全身復元骨格です。
ティラノサウルスは、獲物を待ち伏せするようにしゃがんでいる姿勢が世界初公開されます。短い前あしをどう使ったのかはなぞでしたが、近年の研究でしゃがんだ姿勢から立ち上がるときに、腕立て伏せで押すようにしてバランスをとった可能性があるとわかりました。
恐竜の中でも人気が高い2大スターが向かい合って展示され、骨の形の面白さなども間近に観察できます。
また、近年世界各国で見つかった新種のティラノサウルス類やラプトレックスの実物化石を日本初公開します。小型なのに手の短いラプトレックスはティラノサウルス類の大型化の過程を解きあかす鍵になるかもしれません。
大型シアターでは恐竜たちがコンピューター・グラフィックスでよみがえります。大迫力のスクリーンで、恐竜の世界を体感できます。
本展では、最新技術によって、恐竜たちは単なる化石ではなく「生き物」として、身体の動かし方やひふの色合い、進化の過程などが解き明かされていきます。夏休みの自由研究にもピッタリな、親子で学びながら楽しめる博覧会です。
■恐竜博2011
※以下の開催概要は、今後の諸情勢により開館日や開館時刻等について変更する場合があります。
■会期 2011年7月2日(土)〜10月2日(日)
■会場 国立科学博物館(東京都台東区上野公園7の20)
■開館時間 午前9時〜午後5時
夏休み特別延長開館:8月11日(木)〜8月17日(水)は午後6時まで ※いずれも入館は各閉館時刻の30分前まで
■休館日 7月4日(月)、11日(月)、9月5日(月)、12日(月)、20日(火)、26日(月)
■料金 一般・大学生1200円(当日1500円)、小中高校生500円(600円)
フィギュア付き前売り券は一般・大学生のみ1500円(フィギュアは会場で引き換え、種類は選べません)
■お問い合わせ ハローダイヤル 03・5777・8600
■本展公式サイト ( http://www.asahi.com/event/kyoryu2011/)
主催:国立科学博物館、朝日新聞社、TBS
後援:文部科学省、外務省、アメリカ大使館、中国大使館、東京都教育委員会、恩賜上野動物園
協賛:凸版印刷
協力:日本航空、ファソテック