放射性物質:摂取の暫定規制値を維持 食品衛生審議会

2011年4月4日 12時56分 更新:4月4日 13時40分

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会分科会は4日、厚労省が食品衛生法に基づき定めた食品や飲料水から摂取する放射性物質の暫定規制値を維持すべきだとの所見をまとめた。内閣府の食品安全委員会や原子力安全委員会が、現行の規制内容で妥当とする見解を示したことなどを考慮した。

 暫定規制値維持の方針が了承されたことで、政府は現在は都道府県単位で行う食品の出荷・摂取制限の地域区分の細分化や、解除する場合の基準づくりに向けた作業を急ぐ。

 食品衛生法には放射性物質の基準がないため、厚労省は3月17日、原子力安全委員会が98年に定めた摂取制限に関する指標値を暫定規制値として採用した。【佐々木洋】

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