「内閣不信任案に賛成した時は、離党して10年は野党だとお互い確認した」。民主党の岡田克也幹事長は16日の記者会見で、自民党議員として、小沢一郎元代表らとともに93年の宮沢内閣不信任案に賛成した「造反劇」を振り返った。
岡田氏は、自民党羽田派で当時、ともに造反した衆院当選1、2回生のうち「今もそのまま衆院にとどまっているのは私だけ、あとの方は志半ばで政治家を辞められた」と指摘した。
党内にとどまりながら菅内閣不信任案に同調する動きを見せている元代表に近い議員らを「離党が前提でなければ理解できない」と突き放した。【野口武則】
毎日新聞 2011年5月16日 21時22分(最終更新 5月16日 22時57分)