県外転出児童・生徒 1万人超
K10032417311_1106010532_1106010542
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

県外転出児童・生徒 1万人超

6月1日 5時29分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災で岩手、宮城、福島の3県の学校などから県外に転出した児童や生徒は、1万1000人余りに上ることが文部科学省のまとめで分かりました。

文部科学省によりますと、東日本大震災で被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県から県外に転出した幼稚園児と小中学生、それに高校生は、先月1日の時点で合わせて1万1729人に上っています。県外に転出した児童や生徒が最も多いのは福島県で9998人、次いで宮城県が1494人、岩手県が237人となっています。転出先は多いところで、埼玉県が1311人、新潟県が1205人、東京都が1199人となっていますが、北海道から沖縄まで全国各地に転出しています。一方、岩手、宮城、福島の3県で県内の別の学校などに転校した児童や生徒も8691人に上っています。震災後、県外や県内で2万人を超える児童や生徒が転校していることを受けて、文部科学省は、スクールカウンセラーおよそ1300人を派遣して生徒などの心のケアにあたることにしています。