節電のため「クールビズ」を前倒ししたり、従来より軽装を認めたりする動きが相次いでいますが、佐賀県武雄市では、環境省が進める「スーパークールビズ」よりもさらに軽装で、半ズボンも認める、「ウルトラクールビズ」という取り組みを始めました。
佐賀県の武雄市役所では、1日午前8時半から各課で朝礼が行われ、ウルトラクールビズを1日から始めることが周知されました。このウルトラクールビズは、Tシャツやポロシャツなどを認める環境省のスーパークールビズよりも、さらに軽装で思い切った軽装をして、冷房などに使う電力を一層削減しようというもので、半ズボンでの出勤も認めます。武雄市は、九州電力の玄海原子力発電所が一部の運転再開を見送っていることから、夏場の電力不足が予想されるとして、このウルトラクールビズの導入を決めました。武雄市は、ことし10月末まで冷房の設定を28度にして、今後、電力の具体的な削減目標を設ける予定です。武雄市総務課の松尾満好課長は「涼しい服装をすることで、仕事の能率にも効果がありそうです。少しでも省エネに貢献したい」と話していました。