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前田元検事作成の調書採用、陸山会公判

 小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件の第15回公判が1日、東京地裁であり、登石郁朗裁判長は、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で実刑となった前田恒彦元検事(43)が作成した元公設第1秘書大久保隆規被告(50)の供述調書を職権で証拠採用した。

 調書は虚偽記入を大筋で認めた内容だが、弁護側が任意性や信用性を争い、検察側が初公判の前に証拠請求を撤回していた。登石裁判長は「調書の作成経緯を知るため」と採用の理由を述べ、供述の内容自体は調べない意向を示した。

 大久保元秘書は続く被告人質問で「調書は前田元検事がいろいろな資料を見ながら作った。前田元検事に『小沢先生の逮捕に向かう』と言われ、これ以上事件が広がらないようにと思って署名に応じた」と述べた。

 この日は、元私設秘書の衆院議員石川知裕被告(37)と池田光智被告(33)に対する補充の被告人質問もあり、実質審理が終了する。(共同)

 [2011年6月1日12時46分]

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