小沢氏 不信任案反対は難しい
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小沢氏 不信任案反対は難しい

6月1日 12時14分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党の小沢元代表は、1日朝、みずからに近い議員に対し、菅内閣に対する不信任決議案への対応について、反対することは難しいという考えを伝えました。

菅内閣に対する不信任決議案を巡り、民主党の鳩山前総理大臣が、先月31日夜、菅総理大臣と会談し、「小沢元代表を含めた挙党態勢の構築が必要で、党が分裂する事態を避けるため、菅総理大臣自身が進退も含めて決断すべきだ」と求めたのに対し、菅総理大臣は「震災などの対応に取り組むのが私の役割だ。党が一致結束して決議案を否決したい」と述べ、平行線に終わりました。こうした状況を受けて、小沢氏は1日朝、みずからに近い議員に対し「会談は物別れに終わり、私も腹を固めた」と述べ、決議案が提出された場合、反対することは難しいという考えを伝えました。小沢氏は菅政権の原発事故への対応などを厳しく批判し、菅総理大臣の自発的な辞任を求めており、今後の情勢を見極めて、決議案への対応を最終的に判断するとみられます。一方、岡田幹事長は、安住国会対策委員長らと会談し、党内の情勢を分析するとともに、決議案への同調者が出ないよう働きかけを強めることを確認しました。また、党内から開催を求める意見が出ている両院議員総会については、決議案の採決前に開くべきではないという認識で一致しました。