自民党の谷垣総裁は、正午から開かれた衆参両院の党幹部らによる会合で、菅内閣に対する不信任決議案について、「菅内閣が一日、一日と続くことが国益を毀損している」などと述べ、1日夕方に提出する考えを表明しました。
自民党は、菅内閣に対する不信任決議案の提出に向けて、1日正午から衆参両院の幹部らによる会合を開きました。この中で、谷垣総裁は「菅内閣が一日、一日と続くことが国益を毀損している。今の政権では復旧や復興を実現できず、国難を乗り越えて新しい国を作る能力もない」と述べました。そのうえで、谷垣総裁は「党首討論のあとに、公明党と党首会談を行う。その後、ほかの野党との党首会談を行い、18時ごろ不信任決議案を提出したい」と述べ、1日夕方に不信任決議案を提出する考えを表明しました。これに対して、中曽根参議院議員会長が「参議院執行部として総裁の判断を了承する。参議院としても全面的にサポートしていきたい」と述べたほか、ほかの出席者からも「谷垣総裁の判断を一丸となって支持する」などという意見が出されました。自民党は、公明党と、たちあがれ日本と共に不信任決議案を共同提出する方向で調整を進めており、共同提出に加わらない、みんなの党や共産党にも賛同を呼びかけたうえで提出することにしています。