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災害におけるPTSD番外編  隠された被害 「被災地では性犯罪が多発」 高間先生のメルマガより(転送・転載可)

心理カウンセラー 高間しのぶ の【絵画によるメールカウンセリング】

No.198 [2011年4月21日]
   毎週発行
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http://www.solea.main.jp/
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災害の被害に会われた方の電話相談で、性欲が亢進してしまって困っていると
いう相談を受けることがありました。

話をお聞きすると犯罪へつながるような内容ではありませんでした。

あまり語られないことですが、被災地では性犯罪が多発するのです。

先日まで連載していた災害のPTSDの記事ですが、そのことが抜けていましたの
で、今回補足もかねて記事にしました。

これまでの連載を1つの記事にまとめてHPへアップロードしてありますので、
そちらもご覧ください。

ようやく始めたこころの発達成人期ですが来週までお待ちください。

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■災害におけるPTSD番外編  隠された被害
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災害においてメディアに登場してこない隠された被害というものが存在します。

阪神淡路大震災のときに初めて報告されましたがメディアで取り上げられるこ
とはありませんでした。

その被害とは、性犯罪が増加するということです。

ライフラインの停止した街ではレイプやレイプ未遂事件が多発するのです。

街の中はがれきがいっぱいで街頭もまばら、そんな暗い夜道あるいは日中でも
人気のない場所を女性が歩くのは危険なのです。

「レイプされてそれを警察に訴えようと思っても、警察官は男性ですし自分の
被害を語る勇気もわいてこない。それを話したところで信じてもらえそうにな
いし、こっちはそんなことにかまっていられないと言われてしまう」

そのような語られない、闇にほうむられた被害があるのです。


そしてレイプ事件というのは、被災地であってもそうでなくても、衝動的に起
きるわけでなく非常に計画的に仕組まれて実行されているということです。

ボランティア風の若い男性数人が「お風呂に困っていないか。お風呂につれて
いくボランティアをしているのです。」と明るく誘って車へ連れ込む。

アルバイト募集や職ありますというビラを見て指定の場所へ行くと会社とは思
えない倒壊寸前のビルの一室で、一通りの面接が終わると体に触られそうになる


あとから警察とそこへ行くと「立ち入り禁止」のビラが貼ってあった。

そんな話が阪神淡路大震災のときにありました。

災害のときなぜこのような性犯罪が増えるのでしょうか。

災害というものはどうして性欲亢進のスイッチを入れるのでしょうか。

被災地というのは視界に入ってくるのは非日常の世界です。

そこには毎日きちんと時間が流れて生活しているという生活感を伴った日常が
非常に希薄です。

非日常とはハレ(ハレとケの、ハレです*)の世界であり、良い意味でも悪い
意味でも「祭り」モードがそこにはあります。

何をやってもいいのだという高ぶりがあるのです。

依存症の人は、この祭りモードに弱い。

セックス依存の人々にこの津波のような高ぶりがやってくると性欲が亢進しま
す。

依存症というのは根底に他人を支配したいという気持ちが隠されているため、
力によって女性を支配したいという欲望に火がつきます。

そして当人も災害にあって非常に不安になっており恐怖におののいているため、
この不安をなんとかしたい。

その解消策として最も簡単なのが、自分の依存欲求に寄りかかることです。

それは性的な恍惚感を満たすということであり、女性を人間ではなくモノと見
なしてレイプへ走ることになります。

彼らはレイプによって一時的に、自分には絶大なパワーがあるという幻想を体
験することができ不安を吹き飛ばすことができます。

レイプによってしか自己愛を満たすことができないのです。


同様の心理的な動機として災害後は暴力事件、DV事件も多発するのです。

日本はアメリカと違って被災者の美談がめだちますが、性犯罪や暴力事件とい
うのは必ず起こるのだ、それだから対策が必要なのだ、ということは肝に銘じ
ておきましょう。

不幸にもそのような事件にまきこまれてしまった女性は電話相談などを利用し
てそのつらかった体験を語ってください。

災害後にはそのような相談窓口が増えます。

どうぞ自分でかかえこまずに安心に話ができる場所でお話なさってください。

また性欲が亢進して犯罪を犯しそうな気持ちに悩んでいる方は、ぜひ早めにカ
ウンセリングを受けるようにしてください。

*)ハレ:「ハレとケ」とは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう
日本人の伝統的な世界観のひとつ。民俗学や文化人類学において「ハレとケ」
という場合、ハレ(晴れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)
はふだんの生活である「日常」を表している。また、ケ(褻)の生活が順調に
行かなくなることをケガレ(気枯れ)という。(wikipediaによる)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

放射線差別が起きています。

福島県の人々が差別を受けています。子どもも差別を受けています。

避難者の方を近づけないようにしようとする群集心理が働いています。

こういう非科学的な差別はどうかやめてほしい。

この差別を一般の人だけでなく、医者や役人も同様にやっているというところ
に群衆に動かされる日本人の悪い特性を見てしまいます。

みんな同じ道を進めというやつです。同じ道など進む必要はないのに。

どういう差別かと言うと、放射線量を確認するスクリーニング検査(放射線量
検査 / 表面汚染検査)が避難所などで行われている、その差別です。

これは全くやる必要のないことです。

徐菌習慣に慣れてしまった清潔好きの現代人の悪しき習慣も手伝ってのことで
しょうか。

そもそもスクリーニング検査というものは、原発で働く高い放射線を受ける可
能性のある従事者用のものです。

そのような特殊な作業をしていない一般人に基準値を超える放射線量が検出さ
れるはずはないのです。

ですからこのような検査は不要なのです。

その検査の証明書がなければ医療を受けられない、病院が患者を拒否するとい
う異常な事態が起こっています。

どうかみなさん、お医者さん、こういうときこそ頭を冷やして科学的な思考で
行きましょう。

絵画を使った相談もお待ちしております。

高間しのぶ(心理カウンセラー)
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
メールカウンセリングの方法などについては、
http://www.solea.main.jp/?cid=28376 こちらをご覧ください。

ご質問、ご感想は、お気軽にお寄せください。

 solea@jz.main.jp

http://www.solea.main.jp/

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発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000235312.html

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