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【芸能・社会】

春日局・松下VSお江与・木村 早くも“一触即発”

2011年6月1日 紙面から

新緑を背に意気込む(左から)田中幸太朗、原田龍二、木村多江、松下由樹、近藤正臣、山口香緒里ら出演者=東京・白金台の八芳園で(石井裕之撮影)

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 2004年にフジテレビ系で放送されたスーパー時代劇を舞台化した「大奥 第一章」の製作発表が31日、東京・白金台の八芳園で開かれ、初座長で春日局役の松下由樹(42)、お江与(えよ)=江役の木村多江(40)のほか、近藤正臣(69)、原田龍二(40)、山口香緒里(36)、田中幸太朗(28)ら主要出演者が豪華衣装で出席した。

 三代将軍徳川家光の乳母・春日局と実母・お江与が展開する女のバトルが見どころの一つで、演出が施されたこの日の会見冒頭でも、2人のにらみ合いが火花を散らすなど、劇中同様“一触即発状態”に。松下が「演じている私が怖いと思ってないのが怖いです」とあおれば、徳川二代将軍秀忠(原田)を尻に敷きまくる正室役の木村も「演じているうちに鬼心がメラメラしそう。鬼嫁になっていくのが楽しみ」と不敵な笑みを浮かべた。

 木村は、NHK大河ドラマ「江」の上野樹里(25)と同じ江役を演じるに当たり、「上野さんとは年もキャラクターも違う。私なりのお江与ができれば」とアピール。舞台で披露される全衣装総額は約1億円といい、女優陣はカツラと打ち掛け合わせて約20キロの重さを身にまとっての演技を強いられるという。

 7年前にドラマで着た衣装に再び袖を通した松下も「あの時の感覚がよみがえりますね」と役作りに手応えを見せた。

 10月2−27日は東京・明治座、11月4−27日は名古屋・中日劇場で上演される。

 

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