ヨーロッパで病原性大腸菌による食中毒が広がり、これまでに16人が死亡しています。
腸管出血性大腸菌「O−104」の感染によってドイツでは14人が死亡し、370人以上が重症となっているほか、スウェーデンでも2人が死亡しています。ドイツ当局は、スペイン産のキュウリが感染源とみて、感染経路の特定を急いでいます。一方、スペイン政府は、国内のキュウリから病原菌が検出されていないとして、これに反発しています。こうしたなか、ロシア政府は、ドイツとスペインからのキュウリやトマト、葉物野菜などの輸入を禁止しました。
消費者権利保護・福祉監督庁、オニシェンコ長官:「問題について今後、(EUから)明確な説明を受けられなかったり、状況が改善されなければロシアはヨーロッパのすべての野菜の輸入を禁止することになります」