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【サッカー】

長友 帰国即代表練習に合流

2011年6月1日 紙面から

ペルー戦に向けた練習で軽快な動きを見せる長友=東北電力ビッグスワンスタジアムで(隈崎稔樹撮影)

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 日本代表はきょう1日、新潟・東北電力スタジアムで行うキリンカップ初戦でペルー代表と対戦する。31日の前日練習には、この日帰国したDF長友佑都(インテル・ミラノ)、FW本田圭佑(CSKAモスクワ)、DF吉田麻也(VVVフェンロ)の3選手が合流。イタリア杯決勝からわずか中2日の長友は強行出場に意欲を燃やした。FW関口訓充(仙台)は3トップの一角で代表初先発する可能性が出てきた。

 イタリア杯の優勝メダルを首に下げ、成田空港ではメダリスト恒例の噛み付きパフォーマンスを見せた長友。有終の欧州1年目を終えての凱旋(がいせん)は満面の笑みだった。

 だが浮かれたままではない。早朝に成田を離れ、昼食時には新潟市内のチーム宿舎でテーブルを囲んでサッカー談議に加わる。「オメデトウ」とザック監督からも喜ばれたが、祝勝ムードはそこまで。「ペルー戦に出ろと言われれば? もちろん、もちろん準備はしてます。出られるならもちろん。ちょっと眠たいけど」

 午後からはみっちりと全体練習をこなし、指揮官が試したい3−4−3の布陣にも「かなりの武器になるはず。サイドの選手は高い位置を取れる。攻撃回数がより多くなる」と望むところ。強行出場への意欲が、アドレナリンとともににじみ出ていた。

 試合を通じ、国内外の仲間へ「勇気」を伝えられればと願っている。インテルでは主将のDFサネッティ(37)の前でお辞儀をするパフォーマンスが恒例となっているが、その良き理解者であるサネッティの母・ボナッツォーラさんが31日に死去した一報が届いた。「(サネッティに)電話してみます。プレーでも何かを見せられればいい? そうですね…」。東日本大震災の被災者に直接電話をかけて勇気づけるなど慈善活動を続けてきた男が再び、力強いメッセンジャーになる。 (上條憲也)

 

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