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【プロ野球】

楽天・永井待望のパパ1勝 記念球は守護神が投げちゃった

2011年6月1日 紙面から

◆楽天1−0広島

 産声を上げたばかりのいとしいベビーに大きな1勝をささげた。楽天の永井が貧打に苦しむ赤ヘル打線を7イニング1/3を3安打無失点に抑え、今季3勝目。待望の勝利だったが、試合後は記念のボールをめぐるドタバタ劇があった。

 「ホントはこのあいだの試合でやらなきゃいけないんですけどね。嫁さんからも『力が入りすぎじゃない』とアドバイスがあって…」。20日に神戸市内の病院で真美夫人が第1子となる長女を出産。誕生後初の登板だった25日の横浜戦(草薙)では白星を挙げられなかった。今度こその思いでマウンドに上がった。

 仙台市の自宅にはわが子の出産を祝うウイニングボールがすでに飾られている。生まれた日のヤクルト戦で田中が完投勝利。その時のボールをプレゼントされたのだ。「田中に一筆書いてもらいまして…。わが家の家宝です」。これと、自らの手でつかんだウイニングボールをセットで飾る計画を立てていた。

 ところが試合直後にとんだハプニングが発生。9回を抑えた守護神・スパイアーが事情を知らずにウイニングボールをスタンドに投げ込んでしまったのだ。結局、ボールは行方不明に。「嶋がお客さんに呼び掛けてくれてたみたいですが、反応がなくて。嫁さんに電話したら『えーっ』って。きっと届けてくれると思う…」と永井。涙目になって返却を懇願した。

 これで岩隈、田中と並んでチームの勝ち頭になったものの、最後の最後で、まさかの展開に。ボールを持ち帰ったのが年間シートのファンの可能性もあるという。球団側も“捜索隊”を編成するもようだ。 (鶴田真也)

 

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