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女川原発:震災で630件の被害 東北電力が国に報告

 東北電力は30日、東日本大震災によって女川原発(宮城県)に軽微な損壊を含め約630件の被害があったと発表した。1号機の火災の原因となった高圧電源盤の破損など大きな事故が4件あり、原子炉等規制法などに基づき国や地元自治体に報告した。東北電力は「安全性に問題はなく、対策を実施する」としている。

 東北電力によると、大きな事故は、1号機の高圧電源盤破損のほか、重油タンクの倒壊などで、2号機建屋内が浸水し、原子炉を冷却するポンプが作動しなかったこともあった。

 また、発電所の原子炉建屋内の装置などが破損したほか、使用済み核燃料プールに異物が混入するなどの被害があった。

毎日新聞 2011年5月30日 17時22分

 

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