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　大物独身歌手・吉川晃司（４５）が結婚したことが３１日、わかった。お相手は４０代前半の一般の人で、すでに子供が１人いるという。１日に東京都内の区役所に婚姻届を提出した。吉川に近い関係者によると、この時期の入籍について「自分を見つめ直す機会があった」と東日本大震災でのボランティア活動を通じて人とのきずなを再認識したようだ。吉川は、３１日深夜にファンクラブ専用ホームページで、ファンにも報告した。

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　吉川がついに、独身生活にピリオドを打った。

　関係者の話を総合すると、お相手の女性は４０代前半の一般人。大柄な吉川とは対照的に小柄で、一度離婚歴があるという。もともと医療関係の仕事に就いており、吉川とは以前から仕事を通じ顔見知りだった。０８年ごろから親しくなり交際に発展。２人の間にはすでに子供もおり、吉川の知人によると「幼稚園に入る前ぐらいの年齢。２歳ぐらい」という。

　未婚の父となっていた吉川は、日付が変わった１日に婚姻届を提出。晴れて夫婦となった。入籍がこの時期になったことについて「自分を見つめ直す転機があった」と漏らしているという。

　吉川が言う転機とは３月に発生した東日本大震災。吉川は被災地に何度も足を運び、のべ２０日間ほどボランティア活動を行った。１人の力ではなく、多くの人たちと力を合わせて活動。家族を失い、また離ればなれとなった被災者とも接したことで、あらためて絆を考えさせられたようだ。

　また、７月３０日には布袋寅泰とのユニット「ＣＯＭＰＬＥＸ」の東京ドーム公演、１０月３０日の横浜アリーナでの単独公演などチャリティーを控えており、ファンに呼びかける自分自身こそがしっかりしていなければ！の思いが強くなったようだ。

　ただ、ＣＯＭＰＬＥＸの公演や自身のツアーなどスケジュールが詰まっており、挙式、披露宴などの予定はしていない。

　以前、吉川はデイリースポーツの取材に結婚観について「守るものがあると守りに入ってしまう。己を通す生き方しかできないし、それができなくなる」と語ったことがある。だが、最近は周囲に「守るものがあると、人間は強くなれる」と家族を思いやる発言をしていたという。

　吉川は３１日深夜にファンクラブ専用の公式サイトで結婚を発表。「同志」と呼ぶファンに向け「世帯を持ちます。小さな子どもがひとりおります」と衝撃の事実を明かした。その上で「知らせるのが遅れて申し訳ない。順序が逆になったことについて、言い訳はしません。自分はどこか弱かったと思います。ただ、筋は通させてください。本当の筋はこれから歌で通します」と謝罪した。

　家族を持ち、新たな出発をすることになった吉川。所属事務所もけじめをつけるように深夜、公式ＨＰで「このたび吉川晃司は結婚致しましたことをご報告申し上げます」とのメッセージを掲載した。