■ スペイン産キュウリ、感染源でないと判明
ドイツを中心にこれまでに16人が死亡した腸管出血性大腸菌「O104」の感染ですが、疑われていたスペイン産のキュウリは感染源ではないことがわかりました。
「O104」の感染では、これまでにドイツ人15人とドイツ旅行から帰ったばかりのスウェーデン人女性1人の合わせて16人が死亡していて、重症者は469人にのぼっています。 感染源については、スペインから輸入されたキュウリとの見方が強まっていましたが、ドイツ、ハンブルク州の保健相は31日、新たに実施した検査の結果、スペイン産キュウリから検出された菌は「O104」とは違う型だと発表。感染源ではなかったことになり、追跡調査は振り出しに戻りました。 一方、スペイン政府は、この一週間にスペイン国内の農家で2億ユーロ、日本円にして230億円余りの被害が出ているとして、EUに補償を要請する考えを示しています。(01日03:29)
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