2011 年 4 月 19 日
Google のプライバシー ポリシーでは、Google のサービスをご利用いただく際に Google がユーザーの個人情報をどのように取り扱うかを説明しています。対象となる個人情報には、Google ツールバーのご利用時に提供される情報も含まれます。また、次のような Google ツールバー独自のプライバシー保護の取り組みも行っています。Google ではこれらのポリシーの変更に際して告知を行います。ユーザーはその時点で Google ツールバーを引き続き使用するかどうか決めることができます。
Google が収集する情報
Google ツールバーのダウンロードや利用に際して、個人情報を提供する必要はありません。Google アカウントと連携して機能するよう設計されたものを除き、ツールバーの機能はすべてどのような個人情報も共有することなく使用できます。ただし、通常は個人情報が含まれない検索キーワードやページのアドレスなどのデータに、場合によっては個人情報が含まれることがあります。
Google ツールバーには、ツールバーを使用すると自動的に実行される基本機能がいくつかあります。その他の機能はオプションで、有効になった場合にのみ動作してデータ転送を行います。
ツールバーの基本機能
- Google に検索キーワードを送信するなどの方法で Google ツールバーから Google にアクセスすると、一般的かつ限定的な情報
がツールバーから送信されます。これには、パソコンの IP アドレス
や Cookie
などが含まれます。このデータは、Google のサーバーのログ
に保存され、Google の共通のプライバシー ポリシーに従って保護されます。
- 存在しない URL を指定した場合、ユーザーがアクセスしようとしている URL を見つけるために、ツールバーから Google にその URL が送信されることがあります。[ツールバーの設定] ウィンドウで [正しくないまたは無効な URL の候補を表示する] を無効にすると、この情報が Google に送信されなくなり、URL の候補が表示されなくなります。
- ツールバーの検索ボックスに URL または検索キーワードを入力すると、入力した文字が Google に送信され、Google サジェストによってユーザーが探そうとしていると考えられるキーワードや URL の候補が自動で表示されます。インスタント検索機能を有効にすると、入力した文字で始まる、よく使われるキーワードに一致する結果も自動で表示されます。Google サジェストとインスタント検索機能は [ツールバーの設定] ウィンドウで有効にしたり無効にしたりすることができます。Google サジェストを無効にすると、入力した文字が Google に送信されなくなり、検索キーワードの候補が表示されなくなるとともに、インスタント検索機能も自動的に無効になります。Google サジェストは有効にしながらインスタント検索機能を無効にすることもできます。ただしその場合、Google サジェストも無効にしない限り、ツールバーの検索ボックスに入力した文字は Google に送信されます。
- Google ツールバーには、1 つまたは複数の一意のアプリケーション番号が保存されます。これらの番号はユーザーや Google アカウントには関連付けられていません。これらの番号は、Google ツールバーのインストールやアンインストール、Google ツールバーから Google サーバーへの定期的な接続(ソフトウェアの自動更新リクエストのためなど)、ツールバーの使用統計情報の送信(有効になっている場合)の際に Google に送信されます。
ツールバーのオプション機能
- Google ツールバーを使用すると、データをユーザーの Google アカウント
に関連付けて Google に保存する Google のサービスや機能にアクセスできます。Google ツールバーを介したこれらのサービスの利用には、それぞれのサービスのプライバシー ポリシーも適用されます。
- ツールバー同期機能は、ツールバーとブラウザの各設定情報(オートフィルを有効にしている場合はオートフィル情報も含まれます)を Google に保存するオプション機能であり、これを有効にすると、それらの情報が Google アカウントに関連付けて保存されます。
- オートフィル機能はウェブ フォームに自動入力するオプション機能であり、これを有効にすると、ウェブ フォームを含むページの構造に関する限定された情報やフォームの配置に関する情報などがツールバーから Google に送信されます。送信された情報は Google でそのページに合わせてオートフィル機能を改善するために役立てられます。ツールバーから送信される情報には、ユーザーがフォームに入力したかどうかという事実が含まれることがありますが、ツールバーの同期機能を使用してデータをアカウントとともに保存するよう設定していない限り、各欄に入力したテキストそのものが Google に送信されることはありません。
- Google のウェブ履歴は、ウェブ上のアクティビティを記録する機能であり、これを有効にしてツールバーにログインすると、アクセスしたページの URL がツールバーから Google に送信され、Google アカウントとともに保存されます。ウェブ履歴はいつでも無効にしたり、一時停止したりすることができ、また履歴に保存された項目を削除することができます。詳しくはヘルプセンターのこちらの記事
をご覧ください。
- Firefox 用 Google ツールバーの以前のバージョンでは、セーフ ブラウジング機能が含まれるものがあります。この機能を有効にしている場合、ツールバーにより Google のサーバーに定期的にアクセスが行われ、既知のフィッシング サイトや不正なソフトを配布しているサイトの最新リストがダウンロードされます。フィッシング サイトまたは不正ソフトを配布している可能性のあるサイトにアクセスした場合は、ツールバーから Google にそのサイトの URL のハッシュ化された部分コピーが送信されるため、Google で危険な URL についての詳細な情報を通知することができます。Google では、この情報からだけではユーザーがアクセスした実際の URL を特定することはできません。また、使用状況データを Google に送信するよう選択していて、フィッシング サイトまたは不正ソフトを配布している可能性の高いサイトにアクセスした場合、アクセスした URL 全体、ページに送信されたリファラー ヘッダー、Google セーフ ブラウジングの不正ソフト リストに一致した URL などのデータも Google に送信されます。
- 機能によっては、使用時にデータが Google に送信されることがあります。たとえば、翻訳機能やスペルチェック機能では、翻訳やスペルチェックの対象としてユーザーが選択したテキストが Google に送信されます。また、オートリンク機能では、オートリンク情報を利用できるウェブページのテキスト(住所、ISBN コードなど)が Google に送信されます。拡張機能(以下で説明)を有効にしている場合は、翻訳機能を使用すると翻訳対象ページの URL も Google に送信されます。
- 現在地情報機能を有効にしている場合は、ローカル ネットワークの情報に基づいてユーザーのおおよその位置がツールバーで特定されます。この情報には、近隣の WiFi アクセス ポイントやパソコンに接続されている最寄りのルーターに関する詳細が含まれ、ユーザーが選択したウェブサイトと共有できます。ウェブサイトがユーザーの現在地情報にアクセスする場合は、ユーザーの許可が必要となります。ユーザーは許可することも許可しないことも可能です。
- 現在地情報機能を有効にして、自分の現在地情報にアクセスすることをウェブサイトに許可すると、ツールバーはユーザーの現在地を定期的に Google に問い合わせます。現在地を特定するために、ツールバーでは、マシンで確認できる WiFi アクセス ポイントのハードウェア ID(例: MAC アドレス)と SSID、接続されている最寄りのルーターのハードウェア ID(例: MAC アドレス)、および近隣のアクセス ポイントの信号強度を Google に送信します。現在地情報機能を無効にしている場合は、この情報の送信が停止されます。
- ユーザーが自分の現在地を共有しているウェブサイトの URL やその他の情報は、現在地情報機能を通じて Google に送信されません(注: 以下で説明する拡張機能も有効にしている場合は、現在地情報機能とは別に、その拡張機能自体によって URL が送信されることがあります)。自分の現在地情報へのアクセスを許可しているウェブサイトのリストは、ツールバーの [オプション] メニューから管理できます。サードパーティのウェブサイトと現在地情報を共有するよう設定している場合、そのウェブサイトには Google のプライバシー ポリシーは適用されません。
- ツールバーからデータを送信する次に送信などの機能では、そのデータ転送がログに記録されることがあります。詳しくはヘルプセンターをご覧ください。
- サードパーティ製のカスタム ボタンやガジェットをインストールすると、サードパーティ デベロッパーに情報が送信されることがあります。これらのサード パーティには、Google のプライバシー ポリシーは適用されません。
ツールバーの拡張機能
- PageRank やサイドウィキなどのツールバーの拡張機能では、ユーザーがサイトにアクセスした時点でサイトのアドレスなどの情報が Google に送信されます。
- サイドウィキを使用してエントリの作成、編集、評価を行うと、該当ページの URL、行った操作の種類、その操作に関係するテキストが Google に送信され、Google アカウントとともに保存されます。そのような操作を行ったサイドウィキ エントリは公開され、その操作を行ったユーザーの Google プロフィール
に関連付けられます。
用途
- Google では、Google ツールバーや他の Google サービスの運用と向上のために、ユーザーからのリクエストを活用しています。たとえば、どのウェブページを表示しているかを知ることで、Google ツールバーの PageRank 機能でそのウェブページの Google ランク付けを表示できます。また、サイドウィキ機能では、指定されたページに他のユーザーがサイドウィキ エントリを作成すると、その通知を受け取ることができます。同様に、ウェブページのテキストを処理することで、スペルチェックでつづりのヒントを提供したり、オートリンクで情報に役立つリンクを提供したりできます。
情報のセキュリティ
- ツールバーのオートフィル機能を使用する際に入力したクレジット カード情報は、使用したパソコンに暗号化して保存されます。この情報が Google に送信されることはありません。
- Google に送信された情報はすべて、Google のプライバシー ポリシー
に従って管理されます。Google のプライバシー ポリシーは、ユーザーからサードパーティのサイトに送信された情報には適用されません。
ユーザーの選択肢
- アクセスしたサイトに関するアドレスなどの情報を Google に自動送信して機能する、または Google アカウントにデータを関連付けるツールバーの機能は、ヘルプセンターの説明にあるとおり、無効や有効にすることも、または使用しないことも可能です。
- 自分が作成したサイドウィキ エントリは、いつでも編集、削除できます。サイドウィキ エントリを削除すると公開はされなくなりますが、一定期間、Google のサーバーにバックアップ コピーが保管されることがあります。
- 使用や設定の統計情報がツールバーから定期的リクエストの一部として送信されないことを希望する場合は、こちらの手順で使用統計情報の送信を無効にすることができます。
- ツールバーでは、サードパーティ製のカスタム ボタンやガジェットをインストールできますが、カスタム ボタンやガジェットをインストールする前に、サードパーティのプライバシー ポリシーをよくお読みください。
詳細情報
Google は、プライバシーに関する米国のセーフ ハーバー原則を遵守しています。セーフハーバー フレームワークや Google の登録について詳しくは、米国商務省のウェブサイト(リンク先は英語)をご覧ください。
Google ツールバーについて詳しくはヘルプセンターをご覧ください。
Google のプライバシー保護に対する取り組みについて詳しくは、プライバシー ポリシーの全文をご覧ください。
サービスやアカウントに関してご不明な点がある場合は、Google ヘルプセンターをご利用ください。