日本ボクシングコミッション(JBC)職員の有志4人が31日、東京・水道橋の後楽園飯店で、報道陣と日本プロボクシング協会に対して、安河内剛事務局長の経理上の不正を内部告発した形の「公益通報」をし、刑法の背任罪にあたると訴えた。
09年12月、大阪で安河内事務局長が、関西地区の中山事務局長と審判とキャバクラに勤務する女性の4人で飲食した際、JBCの経理に経費として1万7180円のレシートを提出。告発したJBC職員は「こういう不正が明るみに出た以上、きっちりするべき」と話した。
女性は当時、JBCには関与しておらず、今年3月に関西事務局に就職。この問題が発覚し、4月に自主退職した。
一方でこの日、審判やジャッジなどで構成される東京試合役員による緊急の会合が都内で開かれた。安河内事務局長の解任要求と斎藤慎一専務理事の管理責任を問う意見書を、JBC理事とコミッショナーに提出すると発表した。
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