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[国際]ニュース トピック:教科書
【エディターズEye】「朝鮮は清の属国」が教科書に復活
2011.5.29 19:37
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ロシアが不法占拠する北方領土・国後島を韓国の国会議員が訪問したのは、来春から使用される中学校教科書に韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)に関する記述が増えたことへの対抗措置だそうだ。
報道されていないが、実は中学校の教科書には竹島以外にも大きな記述の変化があった。日清戦争前の朝鮮が「清の属国」だったという表記が歴史教科書に6年ぶりに復活したのだ。
朝鮮が中国歴代王朝の属国だったというのは常識で、多くの中学校歴史教科書もそう書いてきた。「従軍慰安婦」記述が全社に登場し、「自虐的」と批判された平成9(1997)~13年度版でも、教育出版が「朝鮮を属国とみなす清」と記述している。
だが、韓国に配慮して「属国」表記は14~17年度版を最後に全社から姿を消していた。18~23年度版の教育出版は「朝鮮への支配を強めようとする清」と「属国」を避けている。
今回検定に合格した24年度版では、扶桑社版を継承して教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆した育鵬社版が「わが国が日朝修好条規で朝鮮を独立国とみなす一方、清は朝鮮を自らの属国とみなしていました」「清は朝鮮の求めに応じて、『属国を保護する』という理由で出兵しましたが」と記述している(「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版にもコラムに「朝鮮を属国とみている清国は」の表記がある)。
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