全日本プロレス
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プロレス挑戦の京太郎「K−1王者として負けたくない」
K−1ヘビー級王者が全日本の両国大会で船木と激突!!

2011年5月31日(火)
6.19全日本プロレス両国大会で対戦が決まったK-1王者・京太郎(右)と船木
6.19全日本プロレス両国大会で対戦が決まったK-1王者・京太郎(右)と船木【全日本プロレス】

 5月31日(火)、全日本プロレスが都内にある事務所で記者会見を実施。次期シリーズ『CROSS OVER 2011』の最終戦にあたる6.19『2011 プロレスLOVE in 両国 Vol.12』にK−1ヘビー級王者の京太郎の電撃参戦が決定! 船木誠勝とシングルマッチを行うことを発表した。

■京太郎の参戦希望に全日本が反応

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【全日本プロレス】

 K−1の経営悪化により、ヘビー級のワールドGP開催の目処が立たない中、K−1ヘビー級王者が選んだ戦場はプロレスのリングだった。元々、子どもの頃よりプロレスファンだったという京太郎。K−1で試合ができないのならばと、新聞の紙面上で自ら夢であったプロレスへの参戦を表明。これにいち早く反応を示したのが全日本の船木だった。
 船木と京太郎は旧知の間柄。船木が総合格闘技に復帰した時、京太郎が所属するチーム・ドラゴンの龍道場で打撃の練習を積んでいたことがあったのだ。その縁でこの春の『チャンピオン・カーニバル』前にも船木は京太郎と公開練習を実施。船木の希望を聞いた全日本サイドもいち早く交渉に動き、その結果、京太郎の両国大会への電撃参戦が決定したのだ。なお、この一戦は通常のプロレスルールで行われる。

■京太郎は自信満々「ボクならできる」

新日本・中邑とエキシビションでプロレスルールに挑戦した京太郎
新日本・中邑とエキシビションでプロレスルールに挑戦した京太郎【t.SAKUMA】

 会見に出席した京太郎は、「プロレスは幼稚園の頃から観ていたし、いずれ上がりたいと思っていたし、夢のあるリングだとも思っていました。でも、上がるとなったらまた違う思いも出てきました。素直に勝ちたいと思います」と抱負をコメント。対戦相手となる船木については、「一緒に練習していた時は、オーラもあって、勉強になる部分もありました。リアルプロレスラーという感じですね」と語る一方で、「K−1王者として負けたくないし、勝ってリングを降りたいと思います」とK−1王者としてのプライドもにじませている。
 このタイミングでの参戦に関して、「運命的なものを感じています。いつかはプロレスのリングに上がるなとは感じていました」と京太郎。「新日本プロレスの中西(学)選手が凄い好きですね」と語るほどプロレス好きということもあってか、プロレスの練習はまだ行っていないものの、「上がる頃にはそれなりのモノは見せたいですし、ボクならできると思っています。それだけの運動能力も持っていますから。挑戦ですけど、自信をもって上がりたいです」と未知なるリングへの適応にも自信満々だ。
 プロレス用に体重も110kgぐらいを目指して、体を作り直す。2〜3日中にプロレスの練習ができる場所を探して、両国に向けて仕上げるつもりだ。また、今後の継続参戦については、「出たいと言っても、それはボクのでき次第。プロレス側の人に見極めてもらいたいし、結果を出したら付いてくると思います」と意欲的だった。

■船木「プロレスの世界に引きずり込みたい」

「引きずり込む」と京太郎獲得を目論む船木
「引きずり込む」と京太郎獲得を目論む船木【全日本プロレス】

 一方、迎え撃つことになった船木は京太郎について、「打たれ強いし、フットワークが上手く、パンチは当たらないし、連打も速ければ、蹴りも重い」と印象をコメント。一緒に練習したこともあってか、その強さは身に染み付いている。しかし、プロレスに復帰して2年。「これまで培ったキャリアをぶつけて、2年間の集大成を見せたいと思います。そして、勝利は自分が獲ります」と一歩も譲るつもりはない。「スパーリングではかなりやられましたからね。でも、その時はパンチとキックだけで、こっちには不利でしたから。今度はその時できなかったことを引き出して、プロレスの世界に引きずり込みたいと思います」と不敵に笑った。
 この4月と5月にはK−1から、ジェロム・レ・バンナやK−1 MAXの日本王者・長島☆自演乙☆雄一郎がプロレスのリングに参戦。これに続くK−1ヘビー級王者の京太郎は、全日本のリングにどんなインパクトを残すのか? 要注目の一戦だ。

■スーパ^−・ヘイトは急性硬膜下血腫の診断

 また、この日は両国大会の追加対戦カードとして、太陽ケア&大森隆男vs.曙&浜亮太の一戦も発表。この試合は両チームの要望を受けて、世界タッグ王座次期挑戦チーム決定戦として行われる。
 なお、この日の会見に先立って、内田雅之取締役から、先シリーズ『RISE UP TOUR 2011』の最終戦、5.29神戸大会の試合直後に意識不明となって開頭手術を受けたスーパー・ヘイトの容態についての発表も行われた。ヘイトの正式な病名は急性硬膜下血腫と判明。現在も意識は戻っていないというヘイトだが、手を握ると握り返すという反応を示しているという。原因については現在も調査中とのことだ。また、これに伴い、既に発表されていた6.12後楽園大会で行われる「世界ジュニア・ヘビー級王座次々期挑戦者決定戦〜ナンバーワン・コンテンダー・ラダーマッチ〜」はヘイトが欠場となり、カズ・ハヤシ、近藤修司、大和ヒロシ、BUSHI、MAZADAの5人で争われることになった。

■全日本プロレス「2011プロレスLOVEin両国Vol.12」

6月19日(日)東京・両国国技館 開始16:00                

【決定対戦カード】

<シングルマッチ>
京太郎
船木誠勝

<世界タッグ選手権 次期挑戦者決定戦>
曙、浜亮太
太陽ケア、大森隆男

【既報カード】

<三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]諏訪魔
[挑戦者]永田裕志

<世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者]KONO、ジョー・ドーリング
[挑戦者]グレート・ムタ、KENSO

<世界ジュニア・ヘビー王者選手権試合 60分1本勝負>
[王者]稔
[挑戦者]KAI

<アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者]関本大介、岡林裕二
[挑戦者]真田聖也、征矢 学

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