太陽エネルギー
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太陽熱利用機器の設置状況から見た代替エネルギー効果

2003年末時点で使用されている太陽集熱器から得られる年間集熱量を原油換算すると
約740,000キロリットル/年に相当します。(原油発熱量9,250kcal/ℓで計算)
一日に置き換えると2,027キロリットル/日で、ドラム缶10,135本分の節約になります。

ドラム缶(200リットル) 10,135本/日 10tタンクローリー(10t) 202台/日
  • 2003年時点での稼働中の太陽集熱器面積:
    1,329万u(住宅用ソーラーシステムと太陽熱温水器の合算推定値)
  • 標準世帯当たりの年間給湯用エネルギー消費量:
    3,277,000kcal/世帯・年(13,718MJ/世帯・年)(省エネルギーセンター2003年度)
太陽熱利用機器の設置状況から見たCO2削減効果

2003年末時点で使用されている太陽集熱器から得られる年間集熱量は、原油に換算すると約740,000キロリットルに相当し、この原油を燃やしたときに出るCO2は約193万トン-CO2となり、2003年の家庭部門の年間CO2総排出量の約3%に相当します。

  • 稼働中の太陽集熱器面積:1,329万m2(住宅用ソーラーシステムと太陽熱温水器の合算推定値)
  • 2003年の日本全体のCO2排出量は12億5,900万トン
    内家庭部門の年間CO2排出量5.2%(6,590万t-CO2)。
    (独立法人国立環境研究所 地球環境研究センター、温室効果ガスインベントリオフィス(GIO))
  • 2003年世帯数:49,261,000世帯(住民基本台帳人口要覧)
  • 標準世帯当たりの年間給湯用エネルギー消費量:
    3,277,000kcal/世帯・年(13,718MJ/世帯・年)(2003年度省エネルギーセンター)
  • 2003年度の1世帯当りのエネルギー消費量:10,691Mcal/世帯・年
    (省エネルギーセンター)
  • 原油発熱量:9,126kcal/ℓ(38.2MJ)
  • 原油のCO2排出係数:0.0684kg- CO2/MJ、排出量2.61kg-CO2/ℓ

 

標準的な住宅用ソーラーシステム1台あたりの年間エネルギー節約量
原油換算で 337リットル の節約 243kgC のCO<sub>2</sub>削減効果

 

 

太陽熱利用機器1台あたりの年間効果

太陽熱利用機器の集熱量をベースにエネルギー節約量とCO2削減量について試算すると次の表になります。エネルギー節約額は、平成17年10月時点における主な家庭用燃料価格に基づきます。

太陽熱利用機器1台あたり1年間のエネルギー節約とCO2削減量
比較エネルギー 太陽熱温水器
集熱面積 3.0m2
集熱量 156万kcal
ソーラーシステム
集熱面積 6.0m2
集熱量 312万kcal
エネルギー節約 CO2削減量 エネルギー節約 CO2削減量
LPG 節約量/163kg
節約額/47,433円
489kg-CO2 節約量/325kg
節約額/94,575円
975kg-CO2
都市ガス 節約量/199m3
節約額/27,044円
420kg-CO2 節約量/397m3
節約額/53,952円
838kg-CO2
灯油 節約量/222ℓ
節約額/16,805円
553kg-CO2 節約量/445ℓ
節約額/33,687円
1,108kg-CO2
電力 節約量/2,267kWh
節約額/52,141円
680kg- CO2 節約量/4,535kWh
節約額/104,305円
1,360kg-CO2

試算条件(集熱したお湯をすべて使った場合、使用データは当協会調べ)

  • 1kcal = 4.18605kJ
  • 全国平均年間集熱面日射量:1,300,000kcal/m2・年(5,442MJ/m2・年)
  • システム効率:40%
  • 各種燃料の発熱量:平成12年資源エネルギー庁
    単価、ボイラー効率:平成17年10月時点協会調べ
    CO2排出量:環境省地球環境局平成15年7月
  発熱量 単価 ボイラー効率 CO2排出量
LPG 11,992kcal/kg 291円/kg 80% 3.0kg-CO2/kg
都市ガス 9,818kcal/m3 135.9円/m3 80% 2.11kg-CO2/m3
灯油 8,767kcal/ℓ 75.7円/ℓ 80% 2.49kg-CO2/ℓ
電力 860kcal/kWh 23円/kWh 80% 0.30kg-CO2/kWh