事件食事抜く虐待か 体重27キロ長女、たびたび空腹を学校で訴え 逮捕の母親黙秘2011.5.25 13:39

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食事抜く虐待か 体重27キロ長女、たびたび空腹を学校で訴え 逮捕の母親黙秘

2011.5.25 13:39

 岡山県内の高等支援学校に通う長女(16)が母親に浴室に監禁され死亡した事件で、長女が学校側に対し、母親から食事を十分に与えてもらえないことによる空腹を何度も訴えていたことが25日、学校関係者への取材で分かった。岡山西署は同日、逮捕監禁致死容疑で、母親の清原陽子容疑者(37)を送検した。県警によると、清原容疑者は逮捕当初から黙秘を続けているという。

 逮捕容疑は、2月28日夜から3月1日未明にかけて、岡山市内の自宅アパートで、長女で高等支援学校1年の麗さんに対し、しつけとして両手首と両足首を緊縛。自宅の浴室に立たせて監禁し、低体温症で死亡させたとしている。

 学校関係者によると、発達障害などがある麗さんは今年2月上旬、同校教員に対し、清原容疑者から「食事を十分に与えてもらえず、食べられない」と話し、同月中旬以降は数回、空腹を訴えていたという。

 また、教員が同月、清原容疑者の手作りとみられる麗さんの弁当のご飯の量が著しく少ないのを何度も見かけていたといい、清原容疑者が普段から食事を十分に与えていなかった可能性もあるとみられる。

 麗さんは発見時、身長約137センチ、体重約27キロしかなかった。同市こども総合相談所(児童相談所)によると、相談所が平成21年1月に、麗さんが以前受診した小児科医に体形について確認したところ、「虐待によるものではない」と説明を受けたという。

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