【社会】蛇の目ミシンを支店長らが提訴 「名ばかり管理職」2011年5月31日 12時56分 アルバイトの採用や経費支出の権限がない「名ばかり管理職」なのに残業代が支払われていないとして、家庭用ミシン大手「蛇の目ミシン工業」(東京)の都内と埼玉県にある直営支店の支店長3人が31日、同社に計約3200万円の支払いを求め、東京地裁立川支部に提訴した。 訴状で3人は、自分たちの現状を「店舗従業員の人事権や予算の執行権限、出退勤の自由裁量もなく、基本給やボーナス面でも一般の社員と比べ優遇されていない」と説明。過去の裁判例などを基に、労働基準法上の「管理監督者」には当たらないと主張している。 事前に「ジャノメ支店長ユニオン」が残業手当の支払いを求めて交渉を続けたが、会社側が「支店長は管理監督者だ」と拒否したため提訴した。 蛇の目ミシン工業の総務人事部は「訴状がまだ届いていないのでコメントできない」としている。 (共同)
PR情報
おすすめサイトads by adingo
|