韓国製造業の5月景況感が悪化、震災前の水準に
【ソウル31日聯合ニュース】韓国銀行が31日に発表した5月の製造業の景況判断指数(BSI)は前月比4ポイント下落の94で、3カ月ぶりの下落となった。東日本大震災の影響による韓国企業の反射利益が消滅し、元の水準に戻ったとみられる。
BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満はその逆となる。
製造業のBSIは2カ月連続で5ポイント上昇して4月は98となり、昨年8月以降の高水準を記録していた。
5月のBSIは大企業と輸出企業の下落が目立つ。大企業のBSIは106から98に、輸出企業は101から94に落ち込んだ。
韓国銀行関係者は東日本大震災の直後だった4月は大企業と輸出企業を中心に景況感が改善したが、徐々に震災による利益がなくなり、震災前の水準に回復したと説明した。来月のBSIの見通しは97だった。
5月の非製造業のBSIは前月比1ポイント上昇の86となった。
経営上の問題点としては、製造業は原材料の価格高騰やウォン高、内需縮小、非製造業は内需縮小や競争激化、不透明な経済状況を挙げた。
同調査は17〜24日、全国2774社を対象に実施し、製造業1587社と非製造業885社から回答を得た。
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