人気が高まっているサイクリングを活用して観光の振興を図ろうと、千葉県は、自転車の修理などができる施設の整備やモデルコースの作成を進めることにしています。
この取り組みは、温暖な気候や美しい景観それに首都圏の都市部から近いという利点をいかして、千葉県が今年度から進めることにしたものです。具体的には、自転車の簡単な修理をしたりタイヤに空気を入れたりすることができる自転車専用の「サポートステーション」を、コンビニエンスストアや道の駅などに整備することにしています。また、車や信号が少なく景色の美しい場所を走るモデルコースの地図を作り、駅などで配布するということです。さらに、自転車を持ち込むことができる電車や自転車の宅配便などのサービスを周知していくことで多くの人を呼び込み、観光の振興につなげたい考えです。千葉県の後藤信之観光企画室長は「快適で便利にサイクリングができるように環境を整えて、繰り返し来てもらえるようにしたい」と話しています。