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 ダウンタウン・松本人志(47)の過去の映画監督作品「大日本人」(07年)、「しんぼる」(09年)が、スイスで開かれる「第64回ロカルノ国際映画祭」(8月3〜13日)のトリビュート企画「Matsumoto Cinema」で上映されることが30日、分かった。松本監督は新作「さや侍」の公開を6月11日に控えているが、メガホン3作目の早さで特集が組まれるのは異例。また、「さや侍」はロカルノ‐のメーン会場(8000人収容)で上映が決定。松本監督に対し、世界から熱い視線が向けられている。

  ◇  ◇

 松本監督作品が、ロカルノ国際映画祭を彩ることになった。ロカルノ‐は、ベネチアに次ぐ歴史をもつ「世界4大映画祭」の一つ(他にカンヌ、ベネチア、ベルリン)。トリビュート上映される「大日本人」「しんぼる」に世界の映画人の視線が注がれることになる。

 トリビュート企画は「Matsumoto Cinema」と命名された。前年度から始まった特集上映企画で、対象に日本人が選ばれたのは初めて。また、「さや侍」が第3弾というキャリアの監督に対し、特集上映が組まれること自体が極めて異例で、松本への期待の高さをうかがわせる。もっとも、「大日本人」は約30カ所、「しんぼる」は約50カ所の海外映画祭から招待を受けており、海を越えての監督・松本の手腕は早くから評価されていた。

 もちろん、「さや侍」もお披露目される。ロカルノ‐は、野外広場に8000人を集め、26×14メートルという“世界最大のスクリーン”で作品を上映するピアッツァグランデ部門が目玉。「さや侍」は2月ごろからアプローチを受け、今月に同部門への正式招待が決まった。

 ロカルノ‐のディレクターで、07年のカンヌ映画祭に「大日本人」を招待したオリヴィエ・ペール氏は「今回、彼がもたらした新たなアイデアは全ての人々に驚きと喜びを与えることを証明した。これはここ数年の映画界における本物の革命の一つです」と松本の才能を手放しに評価した。

 今年のロカルノ‐で、“日本人の顔”となる松本は「私にとって映画制作とは、頭の中で実った何かを、収穫の時期に一滴残らず搾り取るような作業。そんな入魂の作品を、ロカルノ映画祭を通じて海の向こうにいる多くの方々に楽しんでもらえるとうれしいです」と熱いコメントを寄せた。現地にも足を運ぶ意向で、予定を調整中という。

(デイリースポーツ提供)

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