 |
2011年5月30日(月) 19:25 |
|
 |
奈義町で最大瞬間風速40.1m観測
台風の通過にともなって、岡山県北の奈義町では、局地的な暴風「広戸風」が吹き、最大瞬間風速40.1メートルを観測しました。 周辺の広い範囲で、倒木などの被害も出ています。
岡山県奈義町では、29日午後から平均で20メートルを超える暴風が吹きました。 この風は、台風や発達した低気圧が四国沖を進んだ時に、那岐山から吹き降ろす非常に強い風「広戸風」で、奈義町や勝央町、津山市などの狭い範囲で吹く局地風です。 奈義町では、29日午後7時ごろに最大瞬間風速40.1メートルを観測しました。 まわりの津山市や美作市にある観測地点で、25メートル前後の最大瞬間風速だったため、奈義だけが2倍近い強い風となっています。 今回の広戸風は、津山市内でも観測され、あちこちで木が倒れたり、小屋が倒れたりする被害がでたほか、中国電力によりますと、風で電線が切れるなどして、一時最大2万3000戸が停電しました。 30日朝は、道路をふさぐように倒れた木を切って、撤去するなどの作業に追われていました。 この強い風で、津山市野介代のビニールハウスで作業をしていた77歳の男性が、風にあおられ軽いけがをしています。
|
|