国際ASEANで兵器共同開発 南シナ海問題背景に 国防相会議で提案へ2011.5.15 00:26

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ASEANで兵器共同開発 南シナ海問題背景に 国防相会議で提案へ

2011.5.15 00:26

 ジャカルタで19日開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議で、将来ASEAN各国軍の標準装備となる兵器の共同開発をマレーシアが提案することが14日分かった。

 中国と一部加盟国が南沙(英語名スプラトリー)諸島の領有権を争う南シナ海問題の再燃などを背景に、2015年のASEAN政治・安保共同体創設を控え、自前で兵器を開発生産する態勢づくりを狙う。

 マレーシアの提案書によると、各国代表から成る諮問グループを発足させて計画立案や共同研究、研究開発を検討。ミサイルなど高性能兵器システムの共同開発、各国軍の装備品の貿易促進、各国の兵器展示会の支援、防衛産業の技術力強化も目標に掲げている。

 ASEAN加盟国の軍備は現在、中国やロシア、韓国など域外国の兵器に依存。一方でタイ・カンボジア国境紛争など加盟国間の緊張も抱え、防衛産業の協力の難しさを指摘する声もある。(共同)

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