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L'Arc〜en〜Ciel、<20th L'Anniversary Live>で重大発表!

ラルク アン シエル / 2011/05/30 16:26掲載
L'Arc〜en〜Ciel、<20th L'Anniversary Live>で重大発表!
L’Arc〜en〜Ciel、<20th L’Anniversary Live>で重大発表!
 5月28日、29日の2daysに渡り、10万枚のチケットが即ソールドアウトとなったL'Arc〜en〜Cielの結成20周年ライヴ<20th L'Anniversary Live>が東京・味の素スタジアムで開催!
 
 1日目は1stアルバム『DUNE』〜『HEART』の楽曲を中心に、2日目は『ark』『ray』〜『KISS』の楽曲を中心に構成されることが事前発表されていたこのイベント。披露される全45曲、全曲かぶりなし! 20周年というバンドの軌跡を完全網羅した、ベストとも、ヒストリーともよべるステージがついに幕を開ける……。
 
 約5万人が詰め掛けた味の素スタジアムに雷鳴のような音が轟くと、L'Arc〜en〜Cielの楽曲をアレンジしたトラックをBGMに、過去からのドキュメンタリー写真の数々が巨大ヴィジョンに映し出される。その音はやがて鐘の音に代わり、客席最後方に着けられた黒塗りのハマーリムジンからメンバーが登場。場内左右に突然現れたレッドカーペット上を一歩一歩踏みしめるようにステージへ!
 
 そしてオープニングは「In the Air」。tetsuyaのベースが奏でられると、hydekenyukihiroが徐々に演奏に加わる、ゆったりと静かに、しかしマックスまで高揚していくドラマティックな幕開け。続く「Caress of Venus」「Vivid Colors」といった華やかな楽曲で、早くも会場のヴォルテージは上昇!
 
 「L'Anniversaryへようこそ! 今日の雨は演出なんで。最後に虹がかかるようになってますから」というhydeの第一声。続いて、「今までみなさんはL'Arc〜en〜Cielと共に過ごしてきたんでしょう? 曲を聴くといろんな“思い出”を思い出すんでしょう?」。演奏された全22曲は、シングル・ヒット曲から、コアに愛され続ける名曲まで、盛り上がらずにはいられないナンバーが揃い踏み! とりわけ、中盤に披露された「As if in a dream」「Floods of tears」などは実に十数年ぶり。yukihiro加入後のステージで初めて演奏されることになったこれらのナンバーは、hyde曰く「今日はかなりコアな5万人が集まってるってことですね。すみずみまでマニア(の顔)が見えます」という、超満員の客席からの大声援で迎えられました。
 

L'Arc〜en〜Ciel

 
 また、L'Arc〜en〜Cielらしい華々しくユーモラスな演出もそこかしこに。たとえば「winter fall」演奏後のインターバルでは、各著名人(!)参加による同曲のリレー歌唱映像がヴィジョンに映し出されるという、趣向を凝らした祝福場面も。そして、この日のハイライトは最後に演奏された「虹」。hydeは「このライヴの収益は全額義援金として被災者に送られます。メンバーで話し合いをして、意見を交換して出した結果です。とてもL'Arc〜en〜Cielらしくていい決断だと思いました。メンバーがカッコいいなと思いました」と、改めてファンに報告。そして、「今日という日を迎えられて本当にうれしいです。希望が見えづらくなっているから、みんなで前に行けたらなと思って、今日を迎えました。ありがとう。……止まない雨はない。最後に<虹>を聴いてください」と語り、ステージ・セットには“虹”が浮かび上がる。力強くも優しいサウンドが会場いっぱいに溢れ、初日の幕は下りました。
 
L'Arc〜en〜Ciel そして2日目。昨日同様の轟音でスタートが告げられると、スクリーンに映し出されたドキュメンタリー写真は『arc』『ray』以降のものに。そして、ステージ袖からyukihiroが登場。客席へ大きく手をかざすと、疾走する8ビートを刻みつつメンバーの登場を待ち受ける。「READY STEADY GO」で幕を開けたステージは、予告通り『ark』『ray』〜『KISS』の楽曲中心に構成され、のっけからアクセル全開! 花道を含めて100mはあろうかというステージの端まで、ワイドに展開されるパフォーマンスに場内も大きな盛り上がり!
 
 「成人式へようこそ! 20歳になりました。オトナになったんで、自分の責任で今まで以上に暴れたいと思います。一緒にいこうぜ!」とhydeはMC、世界の劇場で開催された<ライヴ・ビューイングinシアター>へ向け、かけていたサングラスを上げて、「ハロー、アンニョハセヨ、ボンジュール。ニイハオ。あと、コンニチハね」と各国の言葉でご挨拶する場面も!
 
 ステージでは、hydeとkenが刻むユニゾン・リフがヘヴィに響く「HEAVEN'S DRIVE」、yukihiroの疾走する正確無比なリズムを際立たせるアレンジが施された「READY STEADY GO」、「叙情詩」のイントロでは、その豊かな表現力に場内が思わず息を飲んだhydeの独唱、「STAY AWAY」のオープニングでは深く歪んだサウンドを駆使したエモーショナルなtetsuyaのベース・ソロ、「MY HEART DRAWS A DREAM」のオープニングでは透き通るようなサウンドが上空高く突き抜けるkenのギター・ソロ……などなど、各メンバーのサウンド&プレイ・スタイルが大きくクローズアップ。今なお進化を遂げる4人のサウンドは、6月29日にリリースされる結成20周年第1弾シングル「GOOD LUCK MY WAY」で色濃く刻まれているはず。
 
 もちろんこの日もユニークな演出が用意。再び各著名人参加による「HONEY」の歌唱リレーが映し出されると、その直後にL'Arc〜en〜Ciel版の「HONEY」が演奏! 会場を大いに盛り上げました。
 
 長いインターバルを挟んで、白塗りのハマーリムジン(初日は黒塗り)でメンバーが再登場。会場最後方からレッドカーペットを歩んだ後、場内が暗転。スクリーンには、「ありがとう 我々は新たな未来へ向かいます 次の一歩を踏み出します みんな一緒に行こう そして今日ココへ来れなかった人の想いも連れて行きます 共に乗り超えよう これからも一緒 I love you」と、L'Arc〜en〜Cielからのメッセージが映し出され、「forbidden lover」へ。続く「MY HEART DRAWS A DREAM」では会場の5万人が“夢を描くよ”と、大合唱。魂を吹き込まれた言葉が、希望の光のように優しく響き渡る。そして、“新しい旅が始まる”と告げた「GOOD LUCK MY WAY」が高らかに。
 

L'Arc〜en〜Ciel

 
 「L'Arc〜en〜Cielはたくさんの人が関わって、巨大な舟になったなと思ってるんです。何度も暗礁に乗り上げて、その度、メンバーとスタッフが一緒になって乗り越えてきました。今日は来てくれて本当にありがとう。みんな口ベタなので、演奏で気持ちを伝えたいと思います」というhydeのMCではじまった「BLESS」。5万人の味の素スタジアム、そして世界各地の<ライヴ・ビューイングinシアター>に集まった人々、さらには観たくても観られなかった1人1人の心に歌いかけるような4人の姿には、どんな言葉も陳腐に色褪せてしまう包容力が確かに存在しました。
 

L'Arc〜en〜Ciel
 
L'Arc〜en〜Ciel

 
 すべての演奏終了後、巨大スクリーンに映し出されたのは新たなツアーのニュース! 9月10日(土)〜11日(日)のさいたまスーパーアリーナ公演を皮切りに、12月3(土)〜4日(日)の京セラドーム大阪まで、全国5大都市のアリーナ会場を廻る<20th L'Anniversary Tour>、そして、2012年には、香港、上海、台北、バンコク、ニューヨーク、ロンドン、パリ、そして東京を巡るワールド・サーキットの開催も予定しているとのこと。開催地には“and more!!”との言葉もあり、さらなる追加発表にも期待したいところ!
 
 なお、世界各地で開催された<ライヴ・ビューイングinシアター>では、ライヴの模様を海外6都市(パリ、ロンドン、ニューヨーク、台湾、香港、ソウル)9ヵ所の劇場および日本国内の映画館(40劇場)に同時生中継。劇場チケットを求め、発売前夜から劇場に並ぶ徹夜組を含む長蛇の列もできるなど、チケットは発売からわずか1時間あまりで完売となり、これを受けて急遽上演スクリーンを追加したほどの盛況ぶりに。当日、大スクリーンに会場の模様が映し出されると、館内は大歓声と拍手が! 海外でも日本語で一緒に歌うファン、立ち上がってノリノリになるファンが続出。劇場は、味の素スタジアムに負けない盛り上がりと熱気に包まれ、動員は20,000人を越える驚くべき数字を記録しています。
 
 リーダーのtetsuya曰く「明日、5月30日は20歳の誕生日。大阪のロケッツっていう小さなライヴハウスで初めてのライヴをやったんですよ」。つまりこの<20th L'Anniversary Live>は、その生誕前夜祭! 満20歳を迎え、今後、ますます加速していくL'Arc〜en〜Cielに注目です。
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