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【サッカー】

長友も歓喜! インテルがパレルモ下す

2011年5月31日 紙面から

◇イタリア杯

 長友は顔をくしゃくしゃにして優勝カップを掲げた。チームメートからは足で小突かれ、手荒い祝福。しかしそんな蹴りなど、うれしさのおかげで全然痛くなかった。欧州1年目でのタイトル獲得。誇らしげな表情で何度もカップを見つめた。

 FWエトーの2ゴールで完全に主導権を握ったこの日のインテル。右サイドバックの長友はリスクを負うことを避け、守備に注力した。得点に絡むことはなかったが、役割を無難にこなしての快勝劇。優勝に貢献したとの確かな自負があった。

 「チョー気持ちいい気がする。(五輪で金メダルを獲得した際にこのフレーズを用いた)北島康介さんの気持ちがわかりましたよ」と喜びいっぱい。「カップは重いですね。最高。ヤバいです。うれしいです」と興奮しながらまくしたてた。

 昨夏のワールドカップ(W杯)で認められ、イタリアへやってきた。1月にチェゼーナからインテルへと移籍。当初の交代要員の座から実力でのし上がり、最後は優勝のピッチに立つことができた。「(この1年は)本当に10年分の経験をさせてもらった。ワールドカップから始まって、たくさんの経験をすることで人間としてもサッカー選手としても成長できた」と充実感を口にした。

 「どんな舞台でも、どんな選手とやってもぶれなくなった」と胸を張ったサムライ。「世界一のサイドバックになる」ための階段をまた一歩確実にのぼってみせた。 (ローマ酒巻陽子)

 

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