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【プロ野球】

巨人 今度は2点地獄

2011年5月31日 紙面から

◆ロッテ2−2巨人

 2試合続けて2得点止まり。4試合連続1得点で4連敗という貧打の苦境から抜け出したはずなのに、その先へ進めない。6試合でわずか8得点。打線の活力が戻らないまま、延長11回の末に引き分けた巨人の原監督は嘆いた。

 「もう少し打者が執念を持つべきだね。技術はあるに越したことないけど、簡単には身に着かない。もっと執念を出さないと」。声色は静かながらも隠しきれない怒りがにじむ。「コーチもノホホンとやっているんじゃないか。もっとピリッとしてやらないとね。このチームの良さは若さなんだから」。珍しく吉村、江藤の両打撃コーチにまで批判の矛先を向けた。

 1回、坂本の先頭打者アーチで先制したまでは良かった。本塁打が出るのは8試合ぶり。この日もスタンドインがなければ、1990年5月以来となる8試合連続ノーアーチという不名誉が待っていた。22歳がそれを振り払ったのに、打線に勢いが出ない。9回は無死一、三塁を生かせなかった。矢野が前進守備を敷いた遊撃手の正面に転がし、三塁走者が本塁へ突っ込めないまま遊−二−一の併殺打。何もかもがかみ合わなかった。

 指揮官の厳しい言葉に、岡崎ヘッドコーチは「監督、怒ってた? 反省します。いい方向にいけるように知恵を出すしかない」としょげ返った。31日からは交流戦8勝2敗と好調の西武戦。先行きはまだまだ険しい。 (永山陽平)

 

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