(cache) *Happy diary* 仕事、結婚、妊娠、出産。（２）

（１）の続きです。

結婚したいと思い始めたのは、２２歳頃だったと思います。
だけど当時の彼とは、結婚の話をしてもあくまでも「夢物語」の話でしかなく、
具体的な話には一向に進みませんでした。
まだ若かったことで焦りまでには至りませんでしたが・・・。

その後にお付き合いした彼からは、結婚の話が出たりもしましたが、
何故か私はそのとき、積極的にその話に乗りませんでした。
あんなに結婚したがっていたはずなのにね。

数年後、同じ相手に私から結婚の話を
再度持ちかけましたが、またそれもなんとなく流されてしまい、
形にはなりませんでした。

結局、私がその彼との別れを決める直前に
結婚の話を再度彼から持ち出されましたが、
「あーもういいよ。一体、どれくらい遠い未来の話をしているんだか」
ぐらいにしか捉えられず、やがてふたりは別れました。

全ては「今から思えば」になってしまいますが、
目には見えないけれど強烈な縁と、相手に対する思いが無いと
結婚相手にはならないんだろうなぁ。

今までの人たちと、主人と、何が決定的に違うのかというと、
主人にはとても、温かいものを感じました。
「この人と、ずーっと一緒に居たい」

なぜか涙が出るような温かい思いを、初めてデートしたときから感じていました。
「この人と一緒の家に帰れたら、幸せだろうなあ」と直感的に思いました。
あとは、ただ好きなだけじゃなく、人として尊敬出来ました。

正直言って、今までの彼氏たちは・・・誰一人、尊敬出来ませんでした・・・。
あちらからしても、きっとそうでしょうけどね。

しかし、主人とお付き合いを始めてからも一悶着ありました。
結婚に至るまで、私はひとりで勝手に悩み、焦り、よく泣いていました。
どうしてあれほど焦る必要があったのか、
もっと主人を信頼して、黙って待ってあげられなかったのか（！）笑。

全てが喉元を過ぎた今の私からは
昔の私へ、いくらでも何とでもいえますが、
当時の私は、深みにはまっていました。

私が主人とお付き合いを始めたのは２９歳の頃。
周りは次々に結婚して、子どもも産まれている。
いくら「人は人、自分は自分」と言い聞かせたって、そりゃ焦ります。
女なら、殆どの人がそういう気持ちになったことが、一度はあると思います。

漠然と「３０までには結婚したい。早めに子どもも産みたい」
いつの頃からか、そう思うようになっていたので、
もうとにかく、お尻に火がついたような状態でした。

主人と出会うまでの私は、ただ目の前に居る男性と「結婚という行為」が
したかったのだと思います。

「みんなが結婚していくから」
「私もいつか、子どもが欲しいから」
「私だって女だから『結婚』という幸せをつかみたい」

自分自身の中から沸き起こった幸せではなく、
常に誰かとの、幸せの比べっこ。
焦っているときほど、そういう気持ちになってしまう。

その人とどんな生活をしたいか、どんな家庭を作りたいか。
どうして、その「彼」が良いのか。その「彼」じゃなくては駄目なのか。
そういうことはあまり考えていませんでした。
結婚式やウェディングドレスばかりに夢を描く、アホな娘でした。

前の彼と別れてから主人とお付き合いを始めるまでに、約１年ほどありました。
その間は、ある男性と付き合ったかと思ったらすぐにフラれたり、
「いつまでもフラフラしているな、いい加減にしろ」と父親から怒られ、
父の紹介でお見合いをしたり（でも結局、上手くいかなかった）。

お見合い相手の方は、とても良い条件の方でしたが、
どうしても恋愛対象には、なりませんでした。

そのときに「やっぱり私は、好きになった人と結婚がしたいんだ。
そうじゃないと結婚なんてする意味はないんだ」と、
ようやく冷静な目で「結婚」を考えられるようになったか・・・のように見えました。