そんな結婚焦り女は、仕事に対してはどう考えていたかというと。
私にとって、仕事は単に生きていくための手段でしかありませんでした。
自己実現や就きたい職業、目指す資格などが特にないまま、
それまで生きてきました。
高校３年の進路選択の時、目指してみたい職業があるにはありましたが、
投資額がハンパ無く。
親にも渋い顔をされ、説得してまで就きたい職業か？
と問われると、答えはノー。
貧しく育った両親の生い立ちを子どもの頃から聞いていたせいか、
親の懐具合を異常に気にする子どもだったので、
学歴を身につけることよりも、早く社会に出ることの方が私には大事でした。
そんなことは、もうどうでもいいんですが、
それで何がいいたいかというと・・・。
私の周りには恵まれた人たちが多く、
学歴、家庭環境、教育方針、経済力、経済方針。
全てにおいて「ははぁ〜そんなに何もかも整っているんだねー」
という子たちがひしめいていました。
県立高校だったのに（苦笑）。
そのような家の子達は自立することもなく、
次から次へと彼氏を作ることもなく、
ましてやまだ婚約者でもない彼氏と海外旅行へ出かけるなんて
絶対に許されない「良家のお嬢様」でした。
我が家は、これらのことを特に禁止されたことはない、自由方針の家庭でした。
全く「良家」ではありませんでした。
それが私の長年の、コンプレックスのひとつでした。
いつまでそういうことを周りと比べあうのか？
私は私でいいのに。
一生懸命、働いて生きている。
それでいいじゃん。
低学歴でも雇ってくれる企業はあるし、仕事の出来は学歴だけでは測れない。
良家じゃなかろうが、両親にここまで健康に育ててもらった。
社会に出て生きていける人間に、育ててもらった。
無いものねだりはもうやめて、
今あるものに、思いを馳せてみよう。
今あるものに、心から感謝しよう。
無いものねだりを続ける人生の虚しいこと。
人と比べ続けることの寂しさ。
下らなさ。身にならなさ。
そんなことより、今の自分を認めよう。
生きていられて、有難い。
考えはめぐるけれど、とにかく感謝。いつも感謝。感謝を忘れず。
今も毎日、自分に言い聞かせています。
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