(cache) *Happy diary* 旧友との再会（その２）

自分語り（＾＾；）の続きです。

Sと私、今の共通点は「子育て中」
プラス、両親等の手助けがない中での育児。

それ以外にも詳細は省くが、Sは両家の親御さんのお世話をしていた。
その状況を聞いたら、とてもじゃないけど、私なんてまだまだ甘っちょろい・・・と反省。

と同時に、何事も一生懸命に取り組む彼女を見て、感動と尊敬の念をおぼえた。
イマドキ、嫁姑問題で文句を言う嫁は居ても、「お義母さんのことで嫌なことがひとつもない」なんて言う嫁、なかなか居ない。日ごろから頻繁に関わっている姑に対して、人間的な愛情を持って接している。
本当に素敵なことだと思う。

そして、彼女はとても健気でピュアだった。
健気な人は、貴重だ。
何事も計算づくしの世の中で、ここまで純粋な人も珍しいなぁ・・・と思った。
そういう彼女の姿勢全てが、心に迫ってきて泣きそうになった。

そんな頑張り屋さんの彼女でも、疲れることはあるという。
めちゃくちゃ泣けて、しかたなかったこともあるという。
小さな子どもの前で、ひとり、大泣きしたこともある、と。

そして、彼女の周りには、両親の手助けがすぐに期待出来る環境にある友人が多いのだという。
それも私との共通点だ（＾＾；）

もちろん、友人は友人、自分は自分の環境・状況があるということは頭ではわかっているものの、友人たちと気分転換も兼ねて、楽しく会いたいのに、色々話して帰ってくると・・・疲れている、と。

私も、一時期はそのように一見恵まれた友人たちの話を聞くたびに「いいなあ・・・。なんで私は、こんなにひとりで頑張っているんだろう」と落ち込むこともあった。

だけど、今は違う。そういうことで疲れたり落ち込んだりはしなくなった。
私は私の環境で、頑張れる道がある。方法がある。私なりに頑張ろう、と思い直した。多忙だけど優しい主人も居てくれる。

Sもきっと、そう思って日々頑張っているはず。

だけど・・・という否定系がついてしまうのは、自分の状況を話すと、友人たちはもちろん聞いてはくれるが、口から出ることばは「頑張ってね」だという。しかも、十分に恵まれているような友人たちは、次から次へと、愚痴を出すという。

感謝の思いが少ないのだろうか。
それとも、あまりに大変そうなSの状況を聞いて、想像力を働かすことが怖くて、つい逃げてしまうのだろうか。
それか、自分の恵まれた環境ばかりを話しても自慢のように聞こえたら悪いから、愚痴のひとつでもあえてこぼしておくのだろうか・・・それはそれで、彼女たちなりの気遣いなのかも知れない。

いずれにしても十分頑張っているのに、親しいと思っている友人から「頑張ってね」の一言だけでは、やはり、辛い。

私もそのことは、非常に共感出来た。あとはとにかく、彼女のことを心から尊敬した。スゴいなぁ、偉いなぁ、見習いたいな、と思った。

それでも彼女の頑張りや苦しみを、全部私が想像することは、難しい。
いくら共通点があっても、自分に無い経験に対して、全てを想像するのは容易ではない。

だけど私は、同情じゃなくて、同苦出来る自分で居たい、と常日頃思っている。
それを自分の人生の目標にしている、といっても過言ではないくらいに。

そうだった。私のやりたいこと。なりたい私。
日々の家事や育児で忘れかけていた。
自己中心的な自分は嫌だと思っていたのに、余裕が無くなって、そんな考え方に傾倒されていた。今は色々大変だし、それでもいいやと、心のどこかで甘んじていた。

だけど確固たる目標が私にはあった。

私がいわんとすること全てを、１５年ぶりに再会したSは、考えてくれていた。私は今回、Sの思いに引き寄せられるように、帰ってきたのかも知れないなぁ・・・。